聖教ニュース

〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 5月24日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2025年5月19日

東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来

 BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が5月24日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。

 同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。

 あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。

5月24日放送 〈File.191 宮城県石巻市/苅谷智大さん〉
被災地に移住して共にまちづくり

 苅谷智大さんは愛知県出身。震災の発生時は大学院2年生で、仙台市内に通っていた。「これからどうなってしまうのだろう」と、将来に大きな不安を抱いた。担当教授と石巻に足を運ぶと、想像をはるかに超える悲惨な光景が広がっていた。

 「復興の手助けをしてほしい」「こんな街にしていきたい」という地元の人々の切実な声を聞き、自分に何ができるかを真剣に考え始めた。そして、復興に携わるうちに、石巻を自分の「故郷」のように感じるようになり、「故郷のために尽力したい」と思うようになったという。

 現在、宮城に加え、福島の「まちづくり」事業にも取り組んでいる。大学で建築を学び、大学院では「まちづくり」を研究。さらなる進学を検討していた矢先に震災に遭った。

 復興に向けて奮起する人々と出会い、「共にまちづくりをする」という決意のもとに石巻に移住。根底には「東北全体を豊かにしたい」との強い思いがあった。できることは最大限に取り組みたいと、福島の原発被災地の復興にも携わることにした。
 そんな苅谷さんの「今」と「10年後の目標」とは?

 BS-TBSの番組紹介ページ

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