聖教ニュース

〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 2月8日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2025年2月8日

東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来

 BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が2月8日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。

 同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。

 あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。

2月8日放送 〈File.176 福島県川俣町/スタルジンスカヤ・ナスタッシャさん〉
東欧から移住し福島に縁を感じて

 ナスタッシャさんは東欧ベラルーシの出身。12歳の時、東日本大震災によって日本で甚大な被害が発生していることをテレビで知った。真っ黒な濁流とともに車や家屋が流され、がれきと化す映像が今でも忘れられないという。
 ベラルーシはチェルノブイリ原発事故の影響を受けており、「福島第一原発の事故は、人ごととは思えなかった」と語る。

 現在、ベラルーシから日本に移住し、福島県川俣町で「地域おこし協力隊」として活動している。主に農家を支援しており、「かわまたハーベスト」という地域でとれた農産物を楽しむイベントの開催や、商品のパッケージデザインなどを行っている。また、冬季には川俣町のシンボルでもある、田んぼをスケートリンクにする「かわまた田んぼリンク」の運営にも携わっている。

 最初は日本の音楽やアニメがきっかけで日本に関心を持ち始め、大学2年生の時、福島の大学へ留学。フィールドワークを通じて多くの農家の方々と出会い、「この地域の人たちの力になりたい」と、福島に移り住むことを決意した。

 ナスタッシャの名前には「アナスタシア」=「復活」という意味があり、「復興」を目指す福島との縁も感じている。「農家の方の喜ぶ姿がやりがい」と語り、「復興」を目指して日々の活動に励んでいる。そんなナスタッシャさんの「今」と「10年後の目標」とは?

 BS-TBSの番組紹介ページ

 これまでの放送分は同紹介ページでYouTube動画として配信中。