エンターテインメント
〈ドラマ〉 松本潤主演「19番目のカルテ」 2025年7月24日
病気ではなく、人を診る――。脳外科や眼科といった臓器ごとに18の専門分野に分けられる日本医療に新設された、19番目の領域である「総合診療科」。そこで奮闘する医師の姿を描く、日曜劇場「19番目のカルテ」(後9・0)がTBS系で放送中だ。過日、行われたスペシャル舞台挨拶には、主演の松本潤、共演の小芝風花、新田真剣佑、木村佳乃らが登場した。
松本「日曜劇場では、ハラハラドキドキしたり、大逆転があったりするドラマが多い中、この作品は、音楽も主題歌も含めて心が温かく優しくなる、そんなドラマになったと思います」
原作は、富士屋カツヒトの漫画。総合診療の世界を舞台にしたヒューマン医療エンターテインメントだ。
主人公の徳重晃(松本)は、総合診療医として総合病院に赴任する。特別なスキルを持ち合わせているわけではないが、患者の生活や心境を丁寧にくみ取り、的確に診断していく。
松本は、徳重の強みについて「聞く力」と答え、「診断をする時間以外も、(患者と)一緒に向き合っていきたいという先生だと思っていて。その温かさ、覚悟が徳重の魅力になれば」と語った。
イベントでは、ドラマタイトルにちなんで、「19枚目のカルタ」との企画を実施。手に取ったカルタに張られた写真にちなんだ撮影現場のエピソードを披露し、会場は大いに盛り上がった。
最後に松本は、同じ7月期の連続ドラマで、「嵐」のメンバー・相葉雅紀が主演を務める「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレビ朝日系)、同じく櫻井翔の「放送局占拠」(日テレ系)にも触れてコメントを。嵐としての変わらぬ絆を感じさせる松本の姿に、会場は温かな拍手に包まれた。
第1話では、原因不明の身体の痛みを周囲に理解されずに苦しむ患者に対し、徳重はその不安を解きほぐすように患者と向き合い続けた。
第1話を視聴した小芝は、「患者と徳重が、心が通じ合って手を取り合うシーンに、うるうるしました」と述べた。
時間をかけ、苦しむ人の心にそっと寄り添う主人公の優しさに、視聴者はホッと温かな気持ちになるはず。彼の包み込むような“ケア”を受けて、穏やかな心持ちで月曜日を迎えられそうだ。
心臓に先天性の病気を抱えている少年・岡崎咲(黒川晏慈)が、兄の拓(杉田雷麟)に付き添われて救急搬送されてきた。咲が生まれてから14年間にわたり、主治医を務めてきた小児科医の有松しおり(木村)は、必死で処置にあたる。
一方、徳重(松本)は、咲の容体急変時の様子や、拓や咲の父・浩司(東根作寿英)について調べる。有松は、自分の落ち度を探られているのではないかと感じ、不快感をあらわにする。
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