聖教ニュース
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 6月1日(土)午後7時54分から 毎週土曜放送 2024年6月1日
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が6月1日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
震災の発生当時、武内優さんは小学6年生(12歳)。学校で帰りの会をしていた。大熊町は、福島第一原子力発電所の事故により、全町避難を余儀なくされた。原発から3キロの位置に自宅があったため、家族とともに避難先を転々とすることに。
当時は「避難」の意味がよく理解できず、ただ大人に付いて行くしかなかった。しかし、中学校への進学以降は「周りの環境に恵まれた。震災を機に出会った仲間と充実した学校生活を送ることができた」と振り返る。
現在、日中は福島第一原発内に勤務し、夜は大熊町で「読書屋息つぎ」という野外の本屋を営んでいる。屋根のない、野ざらしでの営業や、一般的な本屋とは異なるたたずまいに、新鮮さを感じて立ち寄ってくれる人も多い。
本屋を開く前から原発に勤務していた。原発について語るには、内部で働く人と同じ目線で物を見る必要があると感じ、帰郷して大熊町で生きていくと決めたからだ。
今、大切にしているのは、「町のために自分ができること」をすること。それが結果として「本屋」につながったと語る。そんな武内さんの「今」と「10年後の目標」とは?
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