エンターテインメント

〈インタビュー〉 ロバート・秋山竜次さん「緊急!町民オーディション」 2025年5月15日

NHK総合 月曜 午後11時

 お笑いタレントのロバート・秋山竜次さんがプロデュースする、NHK総合のバラエティー番組「緊急!町民オーディション」(月曜、後11・0)。NHKと秋山という、一見“正反対”にも思えるタッグが地域活性化に悩む町を救っていく。過日、取材会が行われ、秋山さんが同番組への意気込みなどを語った。

◆今度の旅行、あの町に行ってみる?

 ――秋山さん自らが発案したという番組への思いを伺いたいです。
 
 日本全国には、すてきな町がいっぱいあって、(知名度が低く、訪れる人が少ない町でも)あと1個、何かあれば全国的に知ってもらえるのでは、と思ったことがきっかけです。これまで、NHKの「レギュラー番組への道」という単発枠で3回放送していただきました。自分たちができることを(制作の)皆さんと考えて番組を開始しましたが、「この枠って本当にレギュラーになった番組ってあるの?」と、途中で不安にもかられて(笑)。レギュラー化が決まった時は、逆にびっくりしました。
 
 ――番組では、町おこしの一環として、そこで暮らす一般の方々に一芸を披露してもらい、町の魅力が詰まったPR動画を作っています。
 
 町の人を見ると、その町の特色や雰囲気が分かるんです。ですので、オーディションを行い、その中から選んだ方々と一緒に「まちブイ」という、町をアピールするVTRをCMのような感じで作っています。自分が(その町に)行ってみたいというのが大きいのですが(笑)、町の選定も僕がしていて、ポンっと出したアイデアを(スタッフたちに)伝えて、形にしてもらっています。

 ――オーディションの魅力は何ですか?
 
 (番組内で)町を歩きますが、あくまでオーディションがメイン。オーディションの空気って面白くて、そこを大切にしていますね。「やってやりますよ!」みたいな人も、いざ受ける時になると不思議なもので“ガチガチ”になっちゃって。その緊張感から繰り出す何か、というのが魅力的です。その空気感を味わってほしいし、僕はそれが好きなので。基本的に“面白そうな匂い”がすることしかやりませんね。オーディションと銘打って、人の一芸を見る怪しい団体です(笑)。
 
 ――視聴者に何を感じてもらいたいですか。
 
 「町」って面白くて、何かしら「うちはこれが“売り”」というのを持っているんですよね。地元の人が「いや、古いですよ」と話すものでも、マニアだったら、よだれが出るような場所もあります。僕もそういった所を訪れて、開拓するのが好きなんです。見方を変えれば、興味ある人が足を運んでくれるような要素がいっぱいあると思うので、(番組を見て)「今度の旅行どうする? ちょっと足を延ばして、あそこまで行ってみる?」と、なってくれるとうれしいです。
 
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