聖教ニュース(紙面)

世界市民への扉を開く関西創価学園 全校がユネスコスクールに加盟(2面から続く) 2026年7月22日

関西創価中学校 流田政宏 校長
英検、数検の資格加点が2倍

 「なぜだろう?」「もっと知りたい!」という好奇心から始まる学び――。それが、関西創価中学校(大阪・交野市)の大きな特長です。
 生徒は「探究学習」を通して答えのない問題に向き合い、自ら問いを立て、仲間と協働しながら解決策を探ります。本年2月に行われた探究学習プログラムの全国大会「クエストカップ2026」の企業探究部門で、本校のチームが全国1位となるグランプリを受賞しました。
 また、「読書教育」の一環として、全生徒が参加する「ビブリオバトル(書評合戦)」を毎年開催しています。本を通して考えを伝え合う中で、他者を尊重する心と、自らの思いを表す力を磨きます。
 国際的な視野を育む「語学教育」も充実しています。アメリカ創価大学での全額奨学金による研修に加え、今年からは費用の半額を学校が支援するシンガポールでの「グローバルマインド研修」を開始しました。多文化に触れる経験を通じて、国際感覚と寛容の精神を培います。
 さらに、教育の柱の一つに据えているのが「平和教育」です。沖縄での平和研修を軸に、戦争の実相に触れながら生命の尊厳について学びます。その成果は「平和宣言」としてまとめ、自らの言葉で発信しています。
 入試においても学力だけでなく、受験生の努力や個性を評価しています。2027年度から一般入試は国語と算数の2科目とし、英検、数検の取得級に応じた加点を従来の2倍に拡充しました。4級は20点、3級は30点、準2級以上は40点を加算します。また、主体性や意欲を評価する「自己アピール型入試」も実施しています。
 一人一人が自らの可能性を見いだし、世界市民への扉を開く――。その第一歩を、本校で踏み出してみませんか。

関西創価高校 大月昇 校長
海外大学進学向けクラスを新設

 関西創価高校(大阪・交野市)は、創立者が示された「智慧・勇気・慈悲」を備えた世界市民の育成を目指しています。
 生徒たちは語学力に加え、世界の課題を“わが事”として捉え、解決に向けて主体的に行動する力を培っています。ユネスコスクールとして、米カリフォルニア州のグラウアー・スクールとの交流をはじめ海外の加盟校の生徒と対話を重ね、国際社会の一員としての自覚を深めています。
 特に力を入れているのが、3年間にわたる探究型総合学習「GRIT」です。「環境」「開発」「人権」「平和」をテーマに探究を進め、3年次には模擬国連にも取り組みます。他者の立場を理解し、合意形成を図る対話力を磨いています。
 こうした取り組みを発展させ、2027年度の入学生から海外大学や国内の国際系大学への進学に特化した「SSG(Soka Super Global)クラス」を新設。1年次は基礎を固め、2年次以降は主要科目を英語で学びます。アメリカ創価大学をはじめ海外大学の授業にも対応できる学力と表現力を養い、世界を舞台に挑む生徒たちの夢を後押しします。
 教育環境の充実も進めています。来年7月には新たな女子寮が完成予定です。
 また、入試では受験生の日頃の努力を重視しています。「近畿圏専願・評定重視」区分では、中学校での学習成果と当日の試験結果を総合的に評価します。男子については居住地にかかわらず、本人の希望に応じて寮選考の対象とします。
 さらに英検、数検の取得級に応じた得点保障制度では、3級で60点、準2級で75点、2級以上で90点を保障しています(英検の準2級プラスは80点)。当日の得点と比較して高い方を採用します。
 本校は生徒一人一人に寄り添い、平和実現に貢献する世界市民の育成に力を注いでまいります。

関西創価高校に新女子寮 来年7月完成予定

 関西創価高校では、明2027年7月の完成に向けて、新女子寮の建設が進んでいます。地上3階建てで、個人のプライベート空間を確保した寮室を設置し、食堂や集会室なども完備。入寮を心待ちにする寮生の代表の声を紹介します。

寮生 菅原海美さん(2年)

 新しい女子寮の建設の話を聞いた時は、跳び上がるほどうれしかったです! 寮生同士の仲を深められる共同スペースに加え、一人の時間を過ごせる空間ができるのも楽しみです。
 今は生活ルールなどを皆で話し合いながら、準備を進めています。日本だけでなく世界から集う仲間たちと、共に成長できると思うとワクワクします。新女子寮“1期生”として、池田先生の励ましを胸に、新たな栄光の歴史をつくっていきます。

〈卒業生に聞く関西創価の魅力〉
アメリカ創価大学1年 三木陽依奈さん
海外でも通用する語学力を

 関西創価中学校に入学した当初、私は英語への苦手意識がありました。そんな気持ちが変わったのが、創価大学の留学生と交流する「グローバルキャンプ」でした。英語が話せないなりにも、なんとかしてコミュニケーションを取ろうとする時間が、とても楽しかったのです。この経験が私にとって、世界への扉が開いた“きっかけ”でした。
 在学中はアメリカ創価大学(SUA)を目指して、英語学習に注力しました。英語でのディスカッションや、SUA志望者向けの放課後授業に参加し、海外でも通用する語学力を磨きました。さらに「GRIT」や、所属していた模擬国連部の活動を通して、国際問題を広く学べたことは、今の学業にもつながっています。
 SUA受験では、英語以外の教科の成績も重視されます。成績が伸び悩んだ時は、多くの先生が応援してくださり、とても心強かったです。生徒一人一人を信じてくれる学校の先生が、関西創価学園の魅力です。

京都府立医科大学2年 小西敬也さん
挑戦を応援してくれる学校

 関西創価学園の魅力は、一人の挑戦を皆で支え、励まし合う校風です。「これにチャレンジしたい」と決意したら、学校の先生も同級生も全力で応援してくれます。
 私が医学部受験を決めたのは高校2年の夏です。一般的には遅い方だと思いますが、そうした学園の雰囲気もあり、前向きに受験勉強に取り組むことができました。
 授業では、生徒が問題の解き方を教え合い、最後に先生が解説するという時間がありました。自分一人だけの勉強だとインプットに偏りますが、他の人に教えるアウトプットを実践することで、より理解を深められました。
 他の学校と比べて、学園は受験志望クラスと一般クラスの生徒同士の交流が多いと思います。そのため、勉強漬けの日々にあっても、クラスを超えて友達が温かくサポートしてくれ、孤独にならずにすみました。そのおかげで成績を大きく伸ばし、無事に現役合格することができました。