電子版連載「お悩み相談部屋」では、若者のリアルな悩みを識者にぶつけていきます。
電子版連載「お悩み相談部屋」では、若者のリアルな悩みを識者にぶつけていきます。
婚活していますが、正直、迷走しています。「いいな」と思った相手から断られると、自分を否定されたような気持ちになり、精神的にダメージを受けます。かといって、妥協で結婚するのはイヤです。どのような選択をするにせよ、自分が後悔しないために、大切にした方がよいことは何でしょうか。(30代、女性)
婚活していますが、正直、迷走しています。「いいな」と思った相手から断られると、自分を否定されたような気持ちになり、精神的にダメージを受けます。かといって、妥協で結婚するのはイヤです。どのような選択をするにせよ、自分が後悔しないために、大切にした方がよいことは何でしょうか。(30代、女性)
――“婚活”に悩む女性からの相談です。
――“婚活”に悩む女性からの相談です。
はじめに伝えたいのは、たとえ相手に断られたからといって、あなたに魅力がないわけではないから大丈夫だよ、ということです。婚活に参加している自分を褒めてあげてください。
私も、40歳になるまで、お金も時間もすべて婚活に注いできました。だから、相談者の気持ちを誰よりも理解できる自信があります。
だから、自戒の念も込めて、「結婚したい目的ってなに?」と言いたいです。好きな人を一生羽交い締めにしたいからなのか、子どもがほしいからなのか。こういうのもありますね、周囲から「結婚はいつするの?」と言われずに済むから、とか。
要は、自分の中で、自身の価値観を見つめ直すことが大切です。例えば、改めてノートに、“自分がなぜ結婚がしたいのか”を具体的に書き出して、整理してみるといいと思います。自分と向き合う作業が、ノート1冊で済むのであれば、「なんだ楽じゃん」と思いませんか。
はじめに伝えたいのは、たとえ相手に断られたからといって、あなたに魅力がないわけではないから大丈夫だよ、ということです。婚活に参加している自分を褒めてあげてください。
私も、40歳になるまで、お金も時間もすべて婚活に注いできました。だから、相談者の気持ちを誰よりも理解できる自信があります。
だから、自戒の念も込めて、「結婚したい目的ってなに?」と言いたいです。好きな人を一生羽交い締めにしたいからなのか、子どもがほしいからなのか。こういうのもありますね、周囲から「結婚はいつするの?」と言われずに済むから、とか。
要は、自分の中で、自身の価値観を見つめ直すことが大切です。例えば、改めてノートに、“自分がなぜ結婚がしたいのか”を具体的に書き出して、整理してみるといいと思います。自分と向き合う作業が、ノート1冊で済むのであれば、「なんだ楽じゃん」と思いませんか。
――親戚や職場など、周囲の目が気になったり、軽率な言葉に傷ついたという方もいます。
――親戚や職場など、周囲の目が気になったり、軽率な言葉に傷ついたという方もいます。
結婚相手に限らず、本当にあなたを大切にしてくれる人は、あなたの人生を尊重してくれる人です。だから、あなたを傷つけてくるような人は無視していい。他者からの評価を気にして、自分を卑下していたら、もったいない! 「私なんて」という言葉は禁物です。もし、あなたの生き方を否定してくる人がいたら、それはきっと、その人こそ人生に満足していないのではないでしょうか。そんな時は、「なーに、おっしゃってるのかしら」って、達観しちゃいましょう。
現在、放送中のドラマで「西園寺さんは家事をしない」というハートフルコメディーの作品があります。主人公は、いわゆるバリキャリ(バリバリ働くキャリアウーマン)で、家事は一切しない38歳独身女性。彼女をはじめ、登場人物たちの家族のかたちが、実に多様なんです。娘と血がつながっていなかったり、パートナーが同性だったり、母親が単身赴任しており男手ひとつで子育てしていたり。その違いを誰も否定せず尊重し合う姿が、すごくすてきなんですよね。と同時に、“普通”の家族ってなんだろうと考えさせられました。私たちがつくりあげた“普通”の概念はきっと、家族に限ったことではなく、大半が思い込みからなるものなのではないでしょうか。にもかかわらず、その概念に自分をはめようとして、はまらない時には落ち込んだり不安になったりする。でも、よく考えれば“普通”なんてないんですよ。ですから、自分の価値観を大切にしていい。
価値観も生き方も、人間の数だけあります。ゆえに、まずは「自分がどう生きたいのか」を考えてみましょう。先述のドラマの言葉を少し拝借すると、自分のなかにある“やらなければいけない”より“やりたい”を大切に生きてみるといいかもしれません。自分の人生のてっぺんにある目標を決めて、「これだけはやってやろう」と進んでみてください。
結婚相手に限らず、本当にあなたを大切にしてくれる人は、あなたの人生を尊重してくれる人です。だから、あなたを傷つけてくるような人は無視していい。他者からの評価を気にして、自分を卑下していたら、もったいない! 「私なんて」という言葉は禁物です。もし、あなたの生き方を否定してくる人がいたら、それはきっと、その人こそ人生に満足していないのではないでしょうか。そんな時は、「なーに、おっしゃってるのかしら」って、達観しちゃいましょう。
現在、放送中のドラマで「西園寺さんは家事をしない」というハートフルコメディーの作品があります。主人公は、いわゆるバリキャリ(バリバリ働くキャリアウーマン)で、家事は一切しない38歳独身女性。彼女をはじめ、登場人物たちの家族のかたちが、実に多様なんです。娘と血がつながっていなかったり、パートナーが同性だったり、母親が単身赴任しており男手ひとつで子育てしていたり。その違いを誰も否定せず尊重し合う姿が、すごくすてきなんですよね。と同時に、“普通”の家族ってなんだろうと考えさせられました。私たちがつくりあげた“普通”の概念はきっと、家族に限ったことではなく、大半が思い込みからなるものなのではないでしょうか。にもかかわらず、その概念に自分をはめようとして、はまらない時には落ち込んだり不安になったりする。でも、よく考えれば“普通”なんてないんですよ。ですから、自分の価値観を大切にしていい。
価値観も生き方も、人間の数だけあります。ゆえに、まずは「自分がどう生きたいのか」を考えてみましょう。先述のドラマの言葉を少し拝借すると、自分のなかにある“やらなければいけない”より“やりたい”を大切に生きてみるといいかもしれません。自分の人生のてっぺんにある目標を決めて、「これだけはやってやろう」と進んでみてください。
みんなのお悩みを募集します!
みんなのお悩みを募集します!
大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい――。
どんな小さなことでも結構です。皆さんの「お悩み」をお聞かせください。
【年齢】【性別】【悩み(可能な限り詳細に)】を記入の上、下記のアドレスに送ってください。
メールアドレスはこちら→ youth@seikyo-np.jp
大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい――。
どんな小さなことでも結構です。皆さんの「お悩み」をお聞かせください。
【年齢】【性別】【悩み(可能な限り詳細に)】を記入の上、下記のアドレスに送ってください。
メールアドレスはこちら→ youth@seikyo-np.jp