聖教ニュース
〈デンバー発〉 開拓の心みなぎる米デンバーが池田先生の初訪問30周年祝し総会 2026年10月9日
【デンバー】北米大陸西部を貫き、“北米の背骨”と称されるロッキー山脈。その名を冠するロッキーマウンテン圏の総会が6日(現地時間)、デンバー市のデンバー文化会館で盛大に開催された。池田大作先生のデンバー初訪問30周年を記念するもの。総会には、谷川SGI(創価学会インタナショナル)理事長ら訪問団、アメリカSGIのストラウス理事長、オオウチ婦人部長をはじめ、地元の代表300人が出席した。
その景色に圧倒された。かなたまで連なるロッキー山脈。透き通るような青空。雄大な自然と調和するように街並みが広がる。
かつて、詩人ホイットマンも「この都会には一目惚れしたが、それは長くいればいるほど確かなものになった」(杉木喬訳『ホイットマン自選日記〈下〉』岩波書店)と、感動をつづった。
コロラド州の州都デンバーは、標高約1600メートルという高地に位置することから「マイル・ハイ・シティー」の愛称で親しまれる。
池田先生がこの地を訪れたのは1996年6月。この折、「みんな仲良く!」「みんな明るく!」「みんな無事故で!」「みんな健康で!」「みんな幸福に!」との「ロッキーマウンテン5項目」を同志に贈った。
「『みんな仲良く』という先生の心を地域にも広げていくため、私たちは桜の植樹運動を続けてきました」と教えてくれたのは、圏男子部長のケビン・ムレネックスさん。
桜の植樹運動は“愛する郷土を美しい花で飾ろう”と37年前に始まったもの。かつては気候や土壌の違いから“この地で桜を育てるのは難しい”といわれたが、地元の有志たちが協力して冬の寒波対策などの試行錯誤を重ねた。各地に苗木を寄贈し、植えてきた結果、現在では2500本を超える桜が街を彩る。
また先生は30年前の訪問時、同志に次の和歌を贈っている。
開拓の
心燃えゆく
デンバーに
ついに来りて
君と握手を
この時、先生と直接会った友もいれば、その後に信仰に巡り合った友もいる。だが誰もが先生の足跡を学び、「目の前の一人」、また「自分のいる地域」を大切にする心で広布の道を開いてきた。
そして昨年には、先生が訪れた地に新たなデンバー文化会館がオープン。友は歓喜にあふれ、広布前進の勢いはさらに増している。
そうした中で迎えた今回の総会。女子部のアタリナ・チュルヒヨさんは、先月入会したダニエラ・トレスさんと参加し、「先生の精神を受け継ぎ、どこまでも広布開拓の心に燃えて進みます」と熱く語っていた。
こうした同志の地道な実践が今、地域に厚い信頼を広げている。そのことを象徴するように、総会にはデンバー大学のジェレミー・ヘフナー総長から祝電が届けられた。その中で総長は、30年前に同大学の名誉教育学博士となった池田先生の信念がSGIに継承されていると強調。「皆さまがこの地域に存在し、貢献してくださっていることに深く感謝します」と寄せた。
晴れの総会では、イケダ・ユース・アンサンブルが演奏を披露し、アプールヴィー・ソーニーさんが体験発表。信心と勉学に励む中、先生のデンバー訪問30周年という節目にデンバー大学で助教として働ける喜びを語った。
谷川SGI理事長は、後継の青年たちを温かく励ましながら、アメリカに誇る黄金の人材山脈を築いていこうと呼びかけた。
先生のアメリカ訪問の足跡を紹介する映像も上映され、参加者は師弟の歴史を胸に刻み、開拓の心で新たな広布拡大へ出発した。