創価教育

〈クアラルンプール発〉 創価インターナショナルスクール・マレーシアで15カ国・地域から119人を迎え第4回入学式 2026年9月21日

大学予備教育課程がスタート 最高顧問の原田会長はじめ訪問団が祝福

 【クアラルンプール】創価インターナショナルスクール・マレーシア(SISM)の第4回入学式が19日午前、ヌグリスンビラン州スレンバンの同校で開催された。中等教育課程に加え、本年から大学予備教育課程がスタート。両課程の新入生あわせて119人の鳳雛が集い合った。式典には来賓として、SISM最高顧問の原田会長、谷川SGI(創価学会インタナショナル)理事長(SISM主任理事)、永石SGI副理事長ら訪問団が出席した。

 「私は臆病で内気な人間でした」
 
 「いつも不安を抱えていました」
 
 入学式の開幕前、場内のスクリーンに映し出されたのは、7月に旅立った卒業生のインタビュー動画だった。彼らが自身の殻を破るきっかけとなったのはSISMでのかけがえのない出会いだった。
 
 「先生方は、私以上に私のことを信じてくれました」
 
 「誤った回答をしても笑ったりしませんでした。むしろ間違うことを恐れないように、励ましてくれました」
 
 最後に、次々と感謝の言葉を口にする。
 
 「私に大きな夢を持つ勇気を与えてくれました」
 
 「損得や正論だけで物事を捉えるのではなく、相手を尊重する姿勢を学びました」
 
 「仲間たちと過ごした一日一日は最高に幸せな日々です!」
 
 卒業生の勝利の笑顔は、新入生の栄えある未来の姿と重なった。

 SISMの中等教育課程の1期生たちは、世界基準の「IGCSE試験」で最高評定を獲得する生徒が相次ぐなど、優秀な成績を収めた。その中には、今回から始まる同校の「大学予備教育課程」に進学した人も多い。
 
 大学予備教育課程では、ケンブリッジインターナショナルの「Aレベル」プログラムを実施する。自身の関心や志望する進路に合わせて教科を選択し、2年間で専門的な学習を深め、欧米をはじめ世界の著名な大学への入学を目指す。
 
 この課程の新入生(12年生)となったのは32人。「エンジニアになって、社会の不公平や格差の是正に取り組みたい」「SISMの先生や仲間が励ましてくれたように、周囲に勇気と希望を送れる人になります」と将来に思いをはせ、瞳を輝かせる。
 
 中等教育課程の新入生は7年生から10年生の87人。「英語の成績が伸び悩み、苦しい日もあったけれど、絶対にSISMに行くと決めて頑張りました」
 
 7年生・9年生として、そろって念願だったSISMへの入学を果たしたきょうだいもいる。
 
 マレーシアをはじめ、韓国、日本、インド、シンガポール、アメリカ、イギリス、フランスなど15カ国・地域から入学。国際色豊かな環境で挑戦と友情のドラマが始まる。

 入学式では、在校生9人が東マレーシアの伝統舞踊で新入生を歓迎。余美婷校長は、池田先生がSISMへのメッセージで紹介したマレーシアの格言「一日一本の糸を紡ぐ、それはやがて一枚の布になる」を通して、どんな偉業も日々の小さな努力の積み重ねによって成し遂げられるとエールを送った。
 
 続いて、新入生の代表3人が誓いの言葉を高らかに宣言。生徒会長のホー・ソーユンさんが歓迎の言葉を述べた。

 「建学の精神」「モットー」を唱和した後、最高顧問の原田会長が登壇した。会長は、池田先生が“人生の最後の事業”として教育に全精魂を注いだことに触れ、先生が最後に創立されたSISMで学ぶことは、先生の英知と情熱の結晶を受け継ぐことに他ならないと強調。創価教育に学ぶ同窓生のため、世界中に“対話の橋”を架けてきた創立者の足跡が皆の前途を明るく照らしていると語り、英知と人間性を磨き、世界市民へと成長してほしいと望んだ。
 
 「ゴールデンホライズンオーケストラ」の祝賀演奏に続いて、生徒全員による愛唱歌「共生の輝き」の歌声が場内に響いた。

●新入生「誓いの言葉」

 入学前にSISMを訪れ、出会った人たちの温かさに心を動かされ入学を決めました。
 SISMでは、世界が直面する課題について学び、どうすれば貢献できるかを考えていきます。私たちは、それぞれ違う国から集まりましたが、今日からは一緒に新しい一歩を踏み出します。創立者は「青春とは、挑戦の異名」と語られています。勇気を持って、共に世界市民へと成長していきましょう。(フランス・7年、アリス・ラクロワ・ミナカタさん)

 私は、成績を伸ばすだけでなく、人間として成長できる教育を求め、世界中の学校からSISMを選びました。生徒の幸福を重視する教育理念に深く引かれたからです。
 SISMで得られる最も貴重な財産の一つは、価値を創造することを学ぶ点だと考えています。不確実性に好奇心を持って向き合い、差異に対して開かれた心で接する。学んだ知識を、自分と他者のために用いる人へ成長していきます。(イギリス・9年、ロバート・プロカさん)

 SISMが創立された時、一度は入学を考えましたが、経済的な理由や故郷を離れる不安から断念しました。
 しかし、中等教育課程の最終学年を迎えた時、勉強に集中できなくなっていた自分を変えようと再び挑戦を開始。修了試験の全科目で最高評価を取得できました。奨学金を得たことで、届かないと思っていた道が開かれました。
 SISMでは、学業面の成長とともに、一人一人の個性を尊重し、真の友情を築けるようになりたいと願っています。(マレーシア・12年、ノエル・リムさん)

●在校生「歓迎の言葉」

 皆さんと会えるのを心待ちにしていました。私は入学当初、勉強がうまくいかずに自分を疑うことがありました。
 しかし、先生方や友達は私を信じ、愛情と思いやりを注いでくれました。その支えのおかげで自信を築くことができました。
 皆さんもさまざまな困難に直面するかもしれません。しかし、どうか焦らないでください。私たちがいつもそばにいます。新しい出会いに心を開き、多くのことに挑戦してください。共に素晴らしい思い出をつくりましょう。(韓国・10年、ホー・ソーユンさん)