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スティーヴン・スピルバーグ原案・監督の最新作「ディスクロージャー・デイ」 〈インタビュー〉 2026年9月10日

10月1日(木)から全国公開

 スティーヴン・スピルバーグ原案・監督の最新作である映画「ディスクロージャー・デイ」が、10月1日(木)から全国公開される。地球外生命体の存在を隠し続けてきた政府の極秘情報を盗んだ主人公がその真実を公開するため、阻止しようと立ちはだかる組織との攻防に挑む。本作の封切りを前に、スピルバーグ監督と出演するコールマン・ドミンゴのインタビューを紹介する。

◆ストーリー

 “第3次世界大戦”が勃発しそうな緊張の世界情勢下――。ワーデックスという謎の組織に勤めるダニエル(ジョシュ・オコナー)は、地球外生命体の存在を証明する映像データを盗み、組織から追われる身に。
 一方、テレビ局で気象予報士をしているマーガレット(エミリー・ブラント)は、ある時を境に、なぜか多彩な言語を操れるようになるなど、自らの身に突然異変が起こっていた。
 ダニエルの逃走を手助けするヒューゴ(ドミンゴ)は、マーガレットの能力に目を付け、二人を引き合わせようと連絡を取る。

原案・監督 【スティーヴン・スピルバーグ】
◆現実に起こり得る物語

 (製作を始めた)きっかけは、米海軍の戦闘機が米・サンディエゴ沖でUFO(未確認飛行物体)を捉えたという、2017年の新聞の報道でした。その映像を見た時、突然気付いたんです。今だからこそ語れる新しい物語があるのかもしれない。誰が見ても明らかで現実味のあるテーマ。それが、政府やその背後にいる組織が、80年間、一般市民に隠してきた情報を開示する物語でした。
 
 そうして、いつか現実に起こり得る物語を書き始めました。そんな映画の公開を控えた頃、政府がこれまで未公開だったUFO映像を開示し始めたのには驚きました。

◆私たち人類は孤独ではない

 私たちには、知る権利があります。政府は、科学的に何も証明できないような不鮮明な映像を公開しましたが、80年もの間、何と関わってきたのかまでは明らかにしていないんです。それは真の情報開示とは言えない。本作が描くのは真の情報開示です。
 
 そこには、真相を恐れ、現状維持を望む人もいるはずですし、真実を求める人は、知る覚悟もできている。情報開示の危険性は、人々の世界観が崩れることなんです。その衝撃は、世界や思想にも及ぶと思います。
 
 “神が天と地を創った”といわれることもあるが、それは、地球だけでなく宇宙そのものを創ったのかもしれない。そう考えれば、私たちは宇宙の中において孤独ではないと思えるのではないでしょうか。

ヒューゴ・ウェイクフィールド役 【コールマン・ドミンゴ】
◆“共演”は最高に名誉なこと

 (スピルバーグ監督と仕事を共にできたのは)最高に名誉なことでした。物語の世界へ引き込み、問いかけ、考えさせてくれる。(撮影現場では)考えさせる質問を投げかけてくれることで、自分の立ち位置や生き方までもが見えてくる。
 
 緊張感のある本作の中で、ヒューゴは一歩引いて構え、観客を受け入れ信じて待つ役です。難しい役どころでしたが、演じ切れたのは監督のおかげなんです。
 
 撮影現場は楽しくて、同時に深く考えさせられる。風通しがいい現場で、本当に楽しい監督なんだ。演技に寄り添う監督で、すぐそばで見ているから一緒に作っている感覚になりますよ。

◆“自分にもできる”と思える

 (主人公の)ダニエルとマーガレットは普通の人間で、この状況に巻き込まれただけなんです。本作の好きな点は、“彼らにできるなら自分にもできる”と思わせてくれるところ。それは、どんなことにも当てはまると思います。
 
 新しい考え方に心を開けば、これまでの全てが壊れるのではなく、むしろ現状が良くなっていくと感じさせてくれる作品です。

◆プロフィル

 スティーヴン・スピルバーグ 1946年12月18日生まれ、米・オハイオ州出身。「ジョーズ」(75年)や「E.T.」(82年)、「ジュラシック・パーク」(93年)など、数々の大ヒット作を世に送り出す。94年公開の「シンドラーのリスト」では、米アカデミー賞で作品賞や監督賞など7部門を受賞した。

 コールマン・ドミンゴ 1969年11月28日生まれ、米・ペンシルベニア州出身。2009年の映画「Passing Strange」で注目され、以降「リンカーン」(13年)や「グローリー 明日への行進」(15年)などに出演。本年6月公開の「Michael/マイケル」では、主人公の父親役を好演。

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