聖教ニュース(紙面)

インド・ガンジー研究評議会議長 ラダクリシュナン博士 創価大学で特別講演 2025年9月25日

ガンジーの非暴力思想について

 インド・ガンジー研究評議会議長のニーラカンタ・ラダクリシュナン博士が24日、東京・八王子市の創価大学で特別講演を行った。
 インドにおけるガンジー研究の第一人者である博士は、「現代世界の紛争におけるガンジー非暴力思想の意義」をテーマに講演。その中で、次世代を育成する「教育の重要性」について触れ、紛争が絶えない現代だからこそ、知識や技術を善の方向に導く価値創造の力を養うことが重要であると力説。そして、価値創造の源泉は、互いが尊敬の心を持ち、共通項を見いだす「対話の実践」にあると語った。
 さらに博士は、「徹底して学び抜き、勇気とリーダーシップを備えた創価教育を体現する一人一人に」と期待を寄せた。
 聴講した学生からは、「次世代のリーダーを輩出する教育の大切さを学びました。将来は、創立者・池田先生の平和思想を伝えていける教育者になろうと決意しました」などの感想があった。

池田先生との交流について新著

 ラダクリシュナン博士ら識者が著した『ブッダの声と共に歩む――ラダクリシュナン博士と池田大作博士の交流に関する考察』が完成した。
 これには、2021年に博士の呼びかけで10回にわたって行われたウェビナーで発表された、65人の識者による博士と先生の交流についての論考が収められている。
 池田主任副会長による序文も収録されている。