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〈インタビュー〉 結成30周年――夫婦のような距離感の土台に「面白い」の感覚 バラエティー「小峠と西村キャンプ場」 2026年6月25日

フジ系 6月28日(日)午後4時5分

 「小峠と西村キャンプ場」(テレビ新広島制作)の収録終了後、バイきんぐの西村瑞樹さんと小峠英二さんに話を聞いた。今年でコンビ結成30周年を迎えた二人。その掛け合いは、収録中と変わらず軽妙だった。

◆「面白い」の感覚が同じ

 互いの印象について、小峠さんは「西村は、がさつ。僕はどちらかというと、きっちりしている」と話し、西村さんも「僕は大ざっぱで、小峠は細かい」と同意する。性格は正反対とも言える二人が、コンビを長く続けられる理由について小峠さんは「面白いと思う感覚が一緒。それがずれていたら、きつい」と分析。西村さんも「違う部分もあるし、似ている部分もある。そのバランスが良かったんだと思う」と振り返った。

◆節目に見せる“おとこ気”

 今回の特番は、西村さんの冠番組に小峠さんが出演する形で実現した。「仕方なく出ているだけ」と相変わらずの調子の小峠さんに、西村さんは「前のめりでないことは分かっている。それでも、節目にはきっちり来てくれる。その“おとこ気”は感じる」と、相方への思いを口にする。
 結成30周年を迎えたが、特別な感慨はないようだ。
 
 西村さん「30周年だから何かやろうという話もしていない」
 
 小峠さん「気付いたら30年たっていた感じ」
 
 二人は2012年の「キングオブコント」優勝まで長い下積み時代を経験した。小峠さんは「売れてからまだ14年。あと2年でようやく、下積みとブレークとの年数の帳尻が合う」と冗談を交えながらも、向上心をのぞかせた。

◆言葉はなくても伝わる信頼

 取材で印象的だったのは、二人が終始“感謝”を言葉にしなかったこと。互いに伝えたいことを聞いても、「特にない」と即答。小峠さんは「『いつもありがとう』みたいな感謝は1ミクロンもない」と言い切る。それでもこの日、西村さんが振る舞った料理について「やっぱりうまかった」と手放しで賛辞を送った。
 
 一方、西村さんも、以前イタリアで本場のイカ墨パスタを食べたことのある小峠さんから「お前の方がうまかった」と言われたエピソードを明かした。照れ隠しのようなやり取りの中に、積み重ねてきた信頼関係が垣間見えた。

◆取材後記

 性格は違っても、“面白い”の価値観は同じ。感謝を口にしなくても相手を認め合い、節目には自然と隣に立つ。その距離感は、長年連れ添った夫婦のようでもあった。これまで変わらずお茶の間を沸かせ続けているバイきんぐの魅力は、言葉を超えた“絆”にあるのかもしれない。

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