創価大学の第55回「創大祭」、創価女子短期大学の第41回「白鳥祭」の開幕行事となる「記念フェスティバル」が11日、東京・八王子市の創大池田記念講堂で開催され、中日友好協会の程永華常務副会長が講演を行った。要旨を紹介する。
創価大学の第55回「創大祭」、創価女子短期大学の第41回「白鳥祭」の開幕行事となる「記念フェスティバル」が11日、東京・八王子市の創大池田記念講堂で開催され、中日友好協会の程永華常務副会長が講演を行った。要旨を紹介する。
50年前に私が創価大学で学んだ日々の光景が、今も鮮明に目に浮かびます。当時、創立者・池田大作先生は自ら中国留学生の身元保証人となられ、“どうすれば留学生が充実した学びの日々を送れるか”と心を砕いてくださいました。
私たちの寮の入寮式に参加してくださったり、懇談の機会をもって“困ったことはないか?”と気にかけてくださったりしました。
私たちのために「日本語別科」を設け、日本の政治、経済、文化、歴史などについて学ぶ環境も整えてくださいました。
キャンパスでは、日本の学生たちと日々、楽しく交流。日中友誼農場を開拓し、創大祭では水ギョーザを手作りするなど、心に残る体験を重ねました。
創価大学は知識を授けるだけでなく、精神的な糧と心の支えも与えてくれました。
この貴重な学生時代を通じて、私は学識を磨き、能力を高めるとともに、今に続く日本の同窓生との友情を得ることができました。そのおかげで、文化交流や青年交流の重要性を深く理解できたのです。これは、私が後に外交の仕事に携わり、両国の交流を推進する原動力の一つとなりました。
今でも忘れられないワンシーンがあります。創価大学卒業後、私は日本で中国大使館の仕事に就きました。創大を再訪した際、中国研究会の学生たちが「おかえりなさい」との横断幕を掲げ、歓迎してくださったのです。
先ほどの学生演目の中で、「おかえり」との文字を再び掲げてくださいました。その文字を見た際、あの時の感動を思い出し、胸が熱くなりました。これこそ、私たちが大切にしたい友情の形だと感じます。
中日両国は一衣帯水の重要な隣国です。両国の友好の礎は民間にあり、その未来は若い世代の皆さんに託されています。
過去2年間で、中日友好協会は延べ4000人以上の日本の若者を中国に招待し、中国の同世代の青年との交流を推進しました。創価大学の学生も多く参加され、意見交換を行い、互いの国への理解を深め、貴重な友情を育みました。
さて、この場をお借りして、皆さんに三つの期待をお伝えしたいと思います。
第一に、平和の理念を広める人になることです。歴史を直視し、未来に向き合い、行動を通して、平和の種を両国の人々の心に蒔いてください。
第二に、創造力と行動力を発揮し、従来の思考の枠を打ち破る新しい交流・協力の形を積極的に模索してください。傍観者や参加者という立場から、主体的な開拓者としての立場となり、中日両国と世界の発展のために力を発揮してください。
第三に、各分野の交流・学び合いを積極的に推進し、中日両国の人々の心をより緊密に結びつけてください。中日友好の新しい一ページを共に開いていきましょう。
池田先生は一貫して、中日友好の「金の橋」を築くことを呼びかけられました。そして創価大学は、まさに両国の民間交流の重要な架け橋となっています。数多くの若者たちがこの大学を通じて互いの国に足を運び、理解と信頼を持ち帰り、友好と協力の種を蒔いてきました。
お伝えした三つの期待は、創大祭の精神とも深く通じていると思います。私たちが創大祭を祝うのは、国境を越えた交流と心のつながりを祝うことでもあると信じています。
50年前に私が創価大学で学んだ日々の光景が、今も鮮明に目に浮かびます。当時、創立者・池田大作先生は自ら中国留学生の身元保証人となられ、“どうすれば留学生が充実した学びの日々を送れるか”と心を砕いてくださいました。
私たちの寮の入寮式に参加してくださったり、懇談の機会をもって“困ったことはないか?”と気にかけてくださったりしました。
私たちのために「日本語別科」を設け、日本の政治、経済、文化、歴史などについて学ぶ環境も整えてくださいました。
キャンパスでは、日本の学生たちと日々、楽しく交流。日中友誼農場を開拓し、創大祭では水ギョーザを手作りするなど、心に残る体験を重ねました。
創価大学は知識を授けるだけでなく、精神的な糧と心の支えも与えてくれました。
この貴重な学生時代を通じて、私は学識を磨き、能力を高めるとともに、今に続く日本の同窓生との友情を得ることができました。そのおかげで、文化交流や青年交流の重要性を深く理解できたのです。これは、私が後に外交の仕事に携わり、両国の交流を推進する原動力の一つとなりました。
今でも忘れられないワンシーンがあります。創価大学卒業後、私は日本で中国大使館の仕事に就きました。創大を再訪した際、中国研究会の学生たちが「おかえりなさい」との横断幕を掲げ、歓迎してくださったのです。
先ほどの学生演目の中で、「おかえり」との文字を再び掲げてくださいました。その文字を見た際、あの時の感動を思い出し、胸が熱くなりました。これこそ、私たちが大切にしたい友情の形だと感じます。
中日両国は一衣帯水の重要な隣国です。両国の友好の礎は民間にあり、その未来は若い世代の皆さんに託されています。
過去2年間で、中日友好協会は延べ4000人以上の日本の若者を中国に招待し、中国の同世代の青年との交流を推進しました。創価大学の学生も多く参加され、意見交換を行い、互いの国への理解を深め、貴重な友情を育みました。
さて、この場をお借りして、皆さんに三つの期待をお伝えしたいと思います。
第一に、平和の理念を広める人になることです。歴史を直視し、未来に向き合い、行動を通して、平和の種を両国の人々の心に蒔いてください。
第二に、創造力と行動力を発揮し、従来の思考の枠を打ち破る新しい交流・協力の形を積極的に模索してください。傍観者や参加者という立場から、主体的な開拓者としての立場となり、中日両国と世界の発展のために力を発揮してください。
第三に、各分野の交流・学び合いを積極的に推進し、中日両国の人々の心をより緊密に結びつけてください。中日友好の新しい一ページを共に開いていきましょう。
池田先生は一貫して、中日友好の「金の橋」を築くことを呼びかけられました。そして創価大学は、まさに両国の民間交流の重要な架け橋となっています。数多くの若者たちがこの大学を通じて互いの国に足を運び、理解と信頼を持ち帰り、友好と協力の種を蒔いてきました。
お伝えした三つの期待は、創大祭の精神とも深く通じていると思います。私たちが創大祭を祝うのは、国境を越えた交流と心のつながりを祝うことでもあると信じています。