池田先生

〈四季の輝き――池田先生の心〉 「人間をつくる」壮大な挑戦が始まる 2025年1月5日

 【写真説明】白亜のビル群が天を突く。奥にはベイブリッジも見える。アメリカ西海岸の大都市サンフランシスコ。1993年(平成5年)3月、池田大作先生が撮影した。
 先生は65年前、初の海外指導で同市を訪問。苦闘する友に寄り添いながら、「良き市民に」と真心の励ましを送った。
 今月はSGI(創価学会インタナショナル)発足50周年。使命の天地で平和の花を咲かせゆく世界の同志と共に、青年の息吹で人間革命の勝利劇をつづろう。
 
 

池田先生の言葉

 
 新時代の幕は上がった。
 今、日本、そして世界のあの友も、
 この友も、自分のいる場所から
 “いよいよこれからだ!”と、
 勇んで前進を開始している。
 それは、法華経に地涌の菩薩
 「同時に涌出せり」(法華経452ページ)と
 説かれたような
 壮大な絵巻ではあるまいか。
 我らが行くところ向かうところ、
 生命の偉大な創造性を発揮し、
 人間の勝利を広げるのだ。
 
  
 国によって、政治の体制も異なる。
 宗教も、文化も多様である。
 そのなかにあって、仏法を基調とした
 創価の平和・文化・教育の連帯が、
 SGIの良き市民の連帯が、
 これほど、理解と共感と信頼をもって
 受け入れられてきたことは、
 奇跡であるといっても過言ではない。
 
  
 SGIの運動は、まさしく仏法という
 最高の哲理と慈愛をもって
 「人間」をつくり、育てゆく、
 未聞の大事業であるといってよい。
 組織だけではない。
 あくまでも「人間」を
 つくっていくことこそ肝要なのである。
 
  
 今こそ清新な決意で行動を開始したい。
 今日から私たちは、何をするのか、と。
 それは、まさしく
 「創価の不軽菩薩」として、
 人々の中へ分け入り、
 自他共の幸福と勝利のために、
 勇気をもって語り合い、朗らかに
 励まし合って前進することです。
 その一歩一歩によって、
 「未来の世界」へ、
 大いなる希望の大道が
 開かれていく――。
 誰もが輝く「生命尊厳の世紀」
 「人間主義の世紀」を創りゆく、
 私たちの壮大な不軽の挑戦は、
 いよいよこれからが本番なのです。
 

 ※池田先生の言葉は順に、『随筆 民衆凱歌の大行進』、本紙2008年1月4日付「各部最高協議会でのスピーチ(上)」、指導選集〈中〉『人間革命の実践』、『誰もが輝く「人間主義の世紀」へ!』から抜粋。