エンターテインメント

〈シネマ〉 シンシア・エリヴォ×アリアナ・グランデ主演「ウィキッド ふたりの魔女」 2025年3月6日

3月7日(金)から全国公開

 不朽の名作小説『オズの魔法使い』の世界観を題材に、二人の魔女の視点から描く米ブロードウェー・ミュージカル“ウィキッド”が、映画になって生まれ変わる――。3月7日(金)から全国公開される映画「ウィキッド ふたりの魔女」は、全米で先行上映されており、ブロードウェー・ミュージカル映画としては異例の興行収入で大ヒットを記録している。過日、同作のジャパンプレミアが行われ、ダブル主演のシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ、監督のジョン・M・チュウが来日し、作品について語った。

 本年の米アカデミー賞で10部門にノミネートされた本作は、『オズの魔法使い』で描かれた世界から、はるか昔が舞台。魔法と幻想の国オズにあるシズ大学で出会い、深い友情を育んできたエルファバ(エリヴォ)とグリンダ(グランデ)。しかし、この国に隠された“ある秘密”を知り、その友情は岐路に立たされてしまう……。後に、この国で最も嫌われる“悪い魔女”と、最も愛される“善い魔女”になる二人の過去が明かされる物語の前編。
 
 主演の二人とチュウ監督が大歓声の中、登壇した。

 エリヴォは、作品の魅力について「愛やシスターフッド(女性同士の連帯)、成長など、さまざまなテーマを含んだ作品です」とアピールした。

 グランデは、自身が演じるグリンダについて「一番驚いたことは(人としての)強さです。悪ふざけをする一面もありますが、自分を信じているところが、とても好きです」と語った。

 チュウ監督は「(見た目や性格、魔法の才能など)全く正反対である二人が、お互いの違いを乗り越えて友情を結ぶことをミュージカルに乗せて表現しています」と述べ、今作が多くの観客を魅了する理由を明かした。
 
 ジャパンプレミアでは、“日本が大好き”というエリヴォとグランデが、それぞれ日本語でもあいさつを。チュウ監督がネタバレを口走ってしまいそうになり、主演の二人から制止される場面も。仲むつまじい3人の姿が随所に見られた。 

 また、日本語吹き替え版キャストの高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァも駆け付け、終始、和やかな雰囲気だった。
 
 グラミー賞など、数々の受賞歴を持つエリヴォとグランデの歌声によって、“魔法の世界”へいざなわれていく。この春、感動のエンターテインメントの幕がいよいよ上がる。
 
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