カトリック系の信徒団体である聖エジディオ共同体が主催し、ローマ教皇庁「諸宗教対話省」が協力する国際会議「武器のない平和、武器を取り除く平和」が10月25日から27日まで(現地時間)、イタリア中部のアッシジで開催された。約5000人が参加した会議には、世界約50カ国から集ったキリスト教、イスラム、仏教、ユダヤ教などの宗教関係者をはじめとする各界の識者と共に、SGI(創価学会インタナショナル)のアプレア副理事長(イタリア創価学会会長)を団長とする学会派遣団が出席した。
聖エジディオ共同体は1968年にローマで創設され、貧困者支援や紛争調停など、国際的な社会貢献活動に取り組む。学会とは宗教間対話や平和への活動で協働してきた。
舞台となったアッシジは、中世の面影を残す美しい丘陵都市。86年10月、この地で当時の教皇ヨハネ・パウロ2世が諸宗教の指導者らと世界平和祈禱集会を実施した。今回の会議は、同集会から40年を記念して開かれたもの。会期中、紛争・核軍縮や環境問題、AI(人工知能)をはじめとする新技術などをテーマにした分科会が活発に行われた。
25日の開幕式では、同共同体創設者のアンドレア・リッカルディ氏が、40年にわたり受け継がれてきた「アッシジの精神」に言及。
平和の構築は専門家や戦略家だけに委ねられるものではなく、全ての人が担う「普遍的な責任」であると強調し、宗教や民族の差異を超え、人類全体が運命を共にしているという意識を醸成する大切さを訴えた。
26日午前に開かれた分科会「核兵器――軍縮と拡散のはざまで」では、イタリア創価学会の関連機関である財団法人「Be the Hope」のアレッシア・トラーマ氏が登壇した。
氏は、戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」や池田大作先生の平和提言に触れ、核兵器を「必要悪」とみなす発想からの転換を呼びかけた。また、同財団が推進する核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」の広がりを紹介。青年による平和教育の重要性について述べ、“希望こそ最も現実的な選択である”と訴えた。
同日午後の分科会「テクノロジーの時代における人間性」では、学会派遣団の長岡良幸氏(学会本部渉外局長)が発表に立った。
仏法の生命尊厳の思想に基づき、諸問題の核心は技術そのものではなく、それを扱う人間の心にあると指摘。「人間革命」の理念こそ、AI時代に重要であると述べた。
さらに、生死の行方をアルゴリズムに委ねる自律型兵器システム(AWS)の危険性に言及し、SGI声明(7月)を通して早期の規制を訴えた。
27日の閉幕式には、ローマ教皇レオ14世がビデオメッセージを寄せた。教皇は、戦争が国際政治の手段として再び正当化されつつあることに警鐘を鳴らし、平和の実現に向けて宗教指導者が対話を広げ、相互理解を深めていく重要性を強調した。
なお学会派遣団は期間中、宗教間の対話や活動の推進を担うローマ教皇庁「諸宗教対話省」長官のジョージ・ジェイコブ・クーバカド枢機卿ら多くの関係者と交流・懇談した。
カトリック系の信徒団体である聖エジディオ共同体が主催し、ローマ教皇庁「諸宗教対話省」が協力する国際会議「武器のない平和、武器を取り除く平和」が10月25日から27日まで(現地時間)、イタリア中部のアッシジで開催された。約5000人が参加した会議には、世界約50カ国から集ったキリスト教、イスラム、仏教、ユダヤ教などの宗教関係者をはじめとする各界の識者と共に、SGI(創価学会インタナショナル)のアプレア副理事長(イタリア創価学会会長)を団長とする学会派遣団が出席した。
聖エジディオ共同体は1968年にローマで創設され、貧困者支援や紛争調停など、国際的な社会貢献活動に取り組む。学会とは宗教間対話や平和への活動で協働してきた。
舞台となったアッシジは、中世の面影を残す美しい丘陵都市。86年10月、この地で当時の教皇ヨハネ・パウロ2世が諸宗教の指導者らと世界平和祈禱集会を実施した。今回の会議は、同集会から40年を記念して開かれたもの。会期中、紛争・核軍縮や環境問題、AI(人工知能)をはじめとする新技術などをテーマにした分科会が活発に行われた。
25日の開幕式では、同共同体創設者のアンドレア・リッカルディ氏が、40年にわたり受け継がれてきた「アッシジの精神」に言及。
平和の構築は専門家や戦略家だけに委ねられるものではなく、全ての人が担う「普遍的な責任」であると強調し、宗教や民族の差異を超え、人類全体が運命を共にしているという意識を醸成する大切さを訴えた。
26日午前に開かれた分科会「核兵器――軍縮と拡散のはざまで」では、イタリア創価学会の関連機関である財団法人「Be the Hope」のアレッシア・トラーマ氏が登壇した。
氏は、戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」や池田大作先生の平和提言に触れ、核兵器を「必要悪」とみなす発想からの転換を呼びかけた。また、同財団が推進する核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」の広がりを紹介。青年による平和教育の重要性について述べ、“希望こそ最も現実的な選択である”と訴えた。
同日午後の分科会「テクノロジーの時代における人間性」では、学会派遣団の長岡良幸氏(学会本部渉外局長)が発表に立った。
仏法の生命尊厳の思想に基づき、諸問題の核心は技術そのものではなく、それを扱う人間の心にあると指摘。「人間革命」の理念こそ、AI時代に重要であると述べた。
さらに、生死の行方をアルゴリズムに委ねる自律型兵器システム(AWS)の危険性に言及し、SGI声明(7月)を通して早期の規制を訴えた。
27日の閉幕式には、ローマ教皇レオ14世がビデオメッセージを寄せた。教皇は、戦争が国際政治の手段として再び正当化されつつあることに警鐘を鳴らし、平和の実現に向けて宗教指導者が対話を広げ、相互理解を深めていく重要性を強調した。
なお学会派遣団は期間中、宗教間の対話や活動の推進を担うローマ教皇庁「諸宗教対話省」長官のジョージ・ジェイコブ・クーバカド枢機卿ら多くの関係者と交流・懇談した。