名字の言

名字の言 “価値創造の種”であふれる創価の世界 2026年6月25日

 「僕には“ゼロイチ”ができなくて……」と、青年が肩を落としていた。“ゼロイチ”とは何もないところから新しい価値を創り出すことをいうらしい▼だが本当にゼロからだろうか。作家の村上春樹氏はインタビューで“創作は特別な発想によるものではなく、日々周りの要素を吸収し、それを消化したエネルギーで行う”と答えている。“心の引き出し”に蓄えた記憶を取り出して文字に表すという▼米広告代理業協会会長を務めたジェームス・W・ヤング氏は「既存の要素の新しい組み合わせ」として、一つの事実と別の事実が結び付いた成果がアイデアとなると述べる(今井茂雄訳『アイデアのつくり方』CCCメディアハウス)。「創造」とは人生の断片を組み直す作業なのかもしれない▼学会活動は出合いやアイデアの宝庫。会合や訪問・激励、友好対話の中で、病と闘う友や悩みと向き合う同志の生き方に触れる中で、物事の捉え方が変わり、新たな視点が開かれる。創価の世界は“価値創造の種”であふれている▼「ダイナミックな交流は新たな創造を生む」と池田先生。大きく動き、友と会い、言葉を交わす――その一つ一つが“心の引き出し”を豊かにする。人生に無限の可能性が広がっていく。(靖)