聖教ニュース

〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 6月28日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2025年6月23日

東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来

 BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が6月28日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。

 同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。

 あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。

6月28日放送 〈File.196 福島県平田村/吉田凌さん〉
「走り」で東北に勇気と感動を

 震災の発生時、吉田凌さんは小学2年生(7歳)。授業中、突然激しい揺れに襲われた。平田村は内陸部に位置するため、津波による被害は免れたが、福島第一原発事故の影響で、家族とともに避難生活を余儀なくされた。

 学校でも屋外の活動が制限され、農家を営む実家は風評被害に苦しんだ。経験したことのない恐怖を感じるとともに、健康や将来への漠然とした不安を抱いたと当時を振り返る。

 現在、JR東日本八王子支社に勤務し、JR東日本ランニングチームの一員としても活動している。ランニングを始めたのは小学生の頃。高校の部活動から本格的に競技に取り組み、創価大学に進学。4年次には箱根駅伝に出場し、主将としてチームを牽引した。

 「地元の皆さんの応援が、いつも支えになってきた」。自身の走りを通して東北の人々に勇気や感動を届けたい、恩返しをしたいという思いから、地元・福島を含む東日本の広い地域を管轄するJR東日本を就職先に選んだ。
 そんな吉田さんの「今」と「10年後の目標」とは?

 BS-TBSの番組紹介ページ

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