BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が8月17日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が8月17日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
8月17日放送 〈File.151 岩手県田野畑村/髙橋奈々美さん〉
8月17日放送 〈File.151 岩手県田野畑村/髙橋奈々美さん〉
村唯一の洋菓子店と「語り部」
村唯一の洋菓子店と「語り部」
震災の発生時、髙橋奈々美さんは高校2年生(17歳)。海岸清掃のボランティア活動をしていた。誰かの「地震だ!」と叫ぶ声とともに崖が崩れ始め、初めて周囲が激しく揺れていることに気付いた。急いで山を登り、皆でバスに乗り込む。津波が押し寄せたのは、その1分後だった。間一髪の避難劇。「危ないところだった」と当時を振り返る。
その後、食べ物がない、水がない、電気も携帯もないという、ないないづくしの生活が何日も続いた。「いつまでこの状況が続くのだろう」。不安を感じるとともに、何もすることのできない自分の無力さを痛感したと語る。
現在、村で唯一の洋菓子店を営んでいる。店名は「パティスリーフィエルテ」。フィエルテとは、フランス語で”誇り”や”プライド”の意味。田野畑村への誇りとお菓子作りへのプライドを込めた名で、村の魅力を伝えるために地元の食材にこだわった菓子作りをしている。
そして、洋菓子店と並行して力を注いでいるのが「語り部」の活動だ。震災を知らない世代に、津波の恐ろしさや、自らが経験して得た防災の大切さを伝えていきたいのだという。そんな髙橋さんの「今」と「10年後の目標」とは?
震災の発生時、髙橋奈々美さんは高校2年生(17歳)。海岸清掃のボランティア活動をしていた。誰かの「地震だ!」と叫ぶ声とともに崖が崩れ始め、初めて周囲が激しく揺れていることに気付いた。急いで山を登り、皆でバスに乗り込む。津波が押し寄せたのは、その1分後だった。間一髪の避難劇。「危ないところだった」と当時を振り返る。
その後、食べ物がない、水がない、電気も携帯もないという、ないないづくしの生活が何日も続いた。「いつまでこの状況が続くのだろう」。不安を感じるとともに、何もすることのできない自分の無力さを痛感したと語る。
現在、村で唯一の洋菓子店を営んでいる。店名は「パティスリーフィエルテ」。フィエルテとは、フランス語で”誇り”や”プライド”の意味。田野畑村への誇りとお菓子作りへのプライドを込めた名で、村の魅力を伝えるために地元の食材にこだわった菓子作りをしている。
そして、洋菓子店と並行して力を注いでいるのが「語り部」の活動だ。震災を知らない世代に、津波の恐ろしさや、自らが経験して得た防災の大切さを伝えていきたいのだという。そんな髙橋さんの「今」と「10年後の目標」とは?
BS-TBSの番組紹介ページ
これまでの放送分は同紹介ページでYouTube動画として配信中。
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