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〈ドラマ〉 神木隆之介主演「海に眠るダイヤモンド」 2024年10月24日
TBS系の“秋の新作ドラマ”に、見応えのある3作品が出そろった。過日、東京都内で行われた記者会見には、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜、後9・0)で主演を務める神木隆之介をはじめ、各ドラマのメインキャストが参加した。
「日曜劇場」初主演となる神木は、「長崎にある島で生きる人々が描く愛、友情、サスペンス――。まるで“ちゃんぽん”のようなドラマとなっております(笑)」と会場を和ませた。
「海に眠るダイヤモンド」は、1950年代からの昭和の高度経済成長期に石炭産業で発展した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年に及ぶ壮大な物語。神木は、端島で生まれ育った純朴な鉱業職員・荒木鉄平と、現代の東京で生きる無気力なホスト・玲央の二役を演じる。
役作りについて、神木は「ポジティブな鉄平を演じた後に、玲央の力の抜けた芝居をすると少し前のめりで気合が入りすぎてしまうんです。(玲央の)土台をつくっていても、細かなキャラクター像の切り替えはすごく難しい」と苦労を明かした。
最後のアピールには、この日、何度もコメントした神木に代わり、作中では鉄平の兄で炭鉱員・進平に扮する斎藤工が立った。
「世界に発信するドラマとして、キャストだけではなく制作陣、特に美術のスタッフさんが本当に素晴らしくて。画面に映らない職人さんたちの技を楽しんでほしいな、と神木隆之介が言っております(笑)」
骨太なストーリーに説得力を持たせる、見事なセットや衣装。魅力的な登場人物と併せて、キャストをうならせるロケーションにも注目したい。
【記事・写真】鈴木将大
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