名字の言(紙面)

〈名字の言〉 2026年3月25日

 100カ国以上に広がる「笑いヨガ」は、笑いと深呼吸を組み合わせた健康法。“面白いと感じるから笑える”と思う人もいるだろうが、これは笑う動作をする中で、笑える体に整えていくものだ▼この笑いヨガを教える女性部員が香川にいる。日本人は笑顔が苦手といわれるが、互いに笑うと、その笑いが伝わり、誰もが自然と笑えるようになるという。また笑いは心身の健康に良く、たとえ笑うまねであっても同じ効果が得られると教えてくれた▼いつもは明るい彼女にも、ここ数年、悩みがあった。養育する孫が高校でいじめに遭い、不登校になったのである。笑顔で接しても孫には伝わらない日々。孫は昨年、大学受験でも志望校に合格できず、不本意だった広島の大学に進学した▼その孫にも心境の変化があった。きっかけは転居先での座談会。自らの来し方を語り、涙を流す孫に同志はこう言った。「受験の失敗で来た所でも、あなたと出会えて私は本当に良かった」。そんな同志の優しさと笑顔に包まれる中、孫は明るい表情を取り戻したという▼旅立ちの季節。仲間との別れ、新天地への不安など、さまざまな思いを抱きつつ、新たに船出する友にエールを送りたい。創価家族の心からの笑顔で。(守)