ユース特集

〈時事解説〉 日本人が留学する上でのハードル 2023年5月15日

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 政府の「教育未来創造会議」は4月27日、コロナ前に約22万人だった日本人学生の留学者数を、2033年までに50万人にするといった目標の達成に向け、奨学金や国際プログラムの充実を求める提言をまとめました。
 
 ただ、留学のハードルは、まだまだ高いと思います。私自身、一流の教育者になるため、デンマークとフィンランドに留学をしましたが、周囲には、経済面や環境面への懸念以外に、そもそもの留学の目的や意義に悩む人が多く、中には実際に諦めてしまった人もいました。
 
 とはいえ、留学は、失敗も含めて全てが学びになるし、成長につながると思います。留学先で出会った友人も、当時は、特に目的や意義もなく、「高校卒業して暇だったから来た」と言っていましたが、今はやりたいことを見つけ、ナミビアで活躍しています。私も海外で、自分なりに努力できたことが、何よりの自信になっています。
 
 今後、会議の提言が、どのように留学者数の増加につながっていくか、楽しみに見守りたいと思います。(眼鏡ゴリラ)
 
 
 
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