デジタル企画

「好き」という気持ちに翻弄されて、二人だけの世界をつくろうとするよりも 〈耳で読む 青春対話〉8 2026年5月19日

 「音声読み上げ」を押すと音声プレーヤーが起動します。いつでもどこでも“耳で読む”ことができます。

―― 青春対話 ――

 中国の周恩来総理夫妻は、皆から「模範夫婦」と慕われた。残念ながら、お二人とも亡くなられたが、私も妻ともども親しくさせていただいた大切な方々です。
 総理が亡くなられた時、夫人の鄧穎超さんは、「恩来戦友」としたためた花輪を柩の側に置かれた。「戦友」です。この一言に、万感の思いがある。大目的に向かって、ともに戦い、たがいに「同志」として尊敬しあって生きぬいたご夫妻の生き方がこめられていると思う。
 これは、模範となる夫婦の在り方だが、皆さんが恋愛について考えるうえでも、ヒントになるのではないだろうか。
 「好き」という気持ちに翻弄されて、二人だけの世界をつくろうとするよりも、相手の「尊敬」できるところを学び、自分を高めていくほうが賢明です。
 『星の王子さま』の著者であるサン=テグジュペリも、「愛するとは、たがいに見つめ合うことではなく、ともにおなじ方向を見ることだ」(『サン=テグジュペリの言葉』山崎庸一郎訳編、彌生書房)と言っている。その意味でも、やはり共通の信念をもっているほうが、長続きする場合が多い。

(青春対話1 第2章 P94)

 【『青春対話』の朗読音声が聴ける特設ページはこちらから】

 
 【聖教新聞創刊75周年 聖教電子版キャンペーンの詳細はこちらから】