聖教ニュース

富士鼓笛隊・創価エアレンデル 2年連続日本一の足跡 2026年2月12日

勝利の扉開いた“平和の天使”

 第9回「カラーガード・マーチングパーカッション全国大会」のカラーガード・一般の部が1日、群馬・高崎アリーナで行われ、富士鼓笛隊・創価エアレンデルが「最優秀賞」で、2年連続日本一に輝いた。ここでは、“平和の天使”の誇りで進む友がつかんだ栄光への足跡を紹介する。

 全国大会の前日、創価青年音楽センター(東京・東大和市)に集ったメンバーの顔は、どこか固いように見えた。リハーサルでは、バトンなどの手具を落とすなどミスも目立った。

 昨年の全国大会で、日本一に輝いたエアレンデル。心のどこかに、連覇への重圧を感じていたのかもしれない。そんな様子を見て、坂本明美団長は笑顔で呼びかけた。「結果よりも、見てくださる方々に勇気と希望を届ける最高の演技をしましょう!」

 “鼓笛隊は、広宣流布のためにある。世界の平和と、人びとの幸福のためにある”――池田先生から贈られた永遠の指針を思い起こし、一人一人の表情がみるみると変わった。決意のまなざしが光っていた。

 隊員たちにとって練習時間の確保は、それぞれの仕事や学業との、両立への挑戦である。

 大学受験を控えた、渡会すみれさんは悩んでいた。本来ならば、勉強に集中したほうがいいのかもしれない。けれども“勉学と鼓笛隊の両立こそ自分にとっての勝利”と心に決めた。くじけそうな時、いつも鼓笛隊の先輩たちから温かな励ましをもらって前に進んだ。

 昨年末、アメリカ創価大学に合格。全てに勝利して晴れの舞台に臨んだ。

 社会人1年目の角田来夢音さんは“職場の第一人者”を目指し、営業職で奮闘している。

 職場から練習会場までは片道1時間以上かかるが、通い続けて地道に技術を磨いた。今こそ自身の殻を破る時と決め、対話拡大にも率先。職場では、四半期の営業目標を部署内で唯一達成するなど、大きく信頼を広げ、当日を迎えた。

 エアレンデルの演技のテーマは「Open the Door~まだ見ぬ可能性へ~」。

 隊員たちはこの日を目指し、それぞれが勇気の一歩を踏み出して“可能性の扉”を開いてきた。その歓喜の姿が、本番のステージでいかんなく発揮された。

 23本の鮮やかなフラッグさばき。華麗に舞うバトンやライフル。息もつかせぬ優美な演技が、観客の目をひきつけ、心をつかんだ。中でも印象的だったのは、ステージに置かれた8枚の大きな「扉」だ。音楽に合わせ、メンバーが扉に隠れたり現れたり……。それが、ショー全体に緩急と強弱をもたらし、現実と葛藤しながらも前へ進む様子を、巧みに表現していた。

 坂本団長は振り返る。「皆の苦闘が実った瞬間でした。これからも師恩に報いる演技ができるよう、一丸となって努力を重ねます」

 エアレンデルは古英語で「明けの明星」「昇りくる光」という意味を持つ。新たな栄光の歴史を築いた創価エアレンデルの“平和の天使”たちは、これからも人々の心に勇気と希望の光をともしゆく。