ユース特集

電子版連載〈フードは風土――柳生九兵衛と巡る〉第23回 高知市 寿司居酒屋 石松 2026年7月13日

カツオ、ウツボ、アユなどの名物料理
そのほかにも楽しめる店

 「フード(food)は風土そのもの」――グルメコメンテーター・名物グルメ探究家の柳生九兵衛さんと各地を訪れ、地域の風土に根ざしたさまざまな名物フードにスポットを当てる本連載。第23回は高知市の「寿司居酒屋 石松」で気軽に食べられるカツオ、ウツボ、アユなどの高知の名物料理や、お店自慢の名物料理を紹介します。

 高知県名物と言われたら、真っ先にイメージされるのがカツオ。特に、あぶったカツオをニンニクの薄切りや薬味とともに食べる「たたき」が有名です。また、正月や宴会、冠婚葬祭など、人が集まる際のおもてなし料理として知られるのが「皿鉢料理」。大きな皿にカツオのたたきやすしをはじめ、さまざまな料理を豪快に盛り付けた高知ならではの伝統的な郷土料理です。

 そんな料理も得意とする和食職人だった先代が1977年(昭和52年)に「石松」を創業。「すし食いねえ」のフレーズが有名な広沢虎造の浪曲の主人公「森の石松」にちなんだのだとか。

 以前はすし店やホテルなどで和食職人を務めていた現店主である二代目の小島一正さんも、2002年から石松に参加。親子で10年ほど店を営む中で、「すしや刺し身だけでなく、家族客や若い方にも気軽に来てほしいから」と徐々にメニューを増やし、現在では揚げ物、串焼き、サラダや甘味をはじめ、定番メニューだけでも70種以上。「寿司居酒屋」を名乗り、手頃な価格で営業しています。

 気さくな人柄で親しまれるご主人は、ユーモアたっぷりの看板を頻繁に書き換えて店頭に掲示したり、時には店内でマジックを披露してくれたり、お客相手に楽しいトークを繰り広げたりと、数々の高知の名物料理や店独自の料理以外でも、とても楽しませてくれますよ。

【取材協力】寿司居酒屋 石松(高知県高知市城山町6-13)
【TEL】088-832-6588
【営業時間】17:00~24:00(木曜、第3水曜定休)

 〈プロフィル〉やぎゅう・きゅうべえ 「TVチャンピオン(テレビ東京系)」第4代、5代B級グルメ王。全国各地の“安くてうまいもの”をこよなく愛するプロの食いしん坊。名物グルメ探究家・名物おでん探究家・グルメコメンテーターなどとして活躍中。

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