くらし・教育
〈「令和8年熊本地震」救援情報〉 災害時の口腔ケア 2026年8月2日
これまでの大規模災害での避難所生活では、2週間後から誤嚥性肺炎をはじめとした呼吸器疾患が急増しました。被災直後は、歯の健康に気を使えない状況もありますが、できる範囲で口腔ケアを行うことが命と健康を守ることにつながります。公益社団法人「日本歯科衛生士会」に聞いた、避難生活時に、歯を清潔に保つための方法、咀嚼・嚥下力を守るためのポイントを紹介します。
少ない水でも歯ブラシでの清掃、うがいはできます。歯磨き粉を使わないと、うがいの水を減らせます。また、水を使って歯を磨けない場合も、さまざまな工夫ができます。入れ歯も清潔にしておかないと、誤嚥性肺炎などのリスクが高くなるので、しっかりとお手入れをお願いします。
ペットボトルのキャップ1杯ぐらいの水で数回、うがいするだけでも構いません。
歯を磨きます。歯ブラシの汚れは、ウエットティッシュなど湿ったもので拭き取り、歯磨きを繰り返します。
ウエットティッシュなどを指に巻いて、歯の汚れを取るだけでも効果があります。
入れ歯洗浄剤が入手できれば、まず、寝る前に入れ歯を外し、歯ブラシでしっかりと洗います。
そして、水を入れた「入れ歯ケース」やコップに洗浄剤を入れて保管します。翌朝、入れ歯を流水で洗い、装着します。
洗浄剤がない場合でも、1日1回は、歯ブラシで入れ歯をしっかり洗います。歯ブラシがなければウエットティッシュなどで拭いてください。
避難生活では運動量が減り、栄養が偏るなど、身体機能は低下します。咀嚼・嚥下力を守る、うがいと舌の体操を紹介します。
誤嚥を防ぐための口腔機能を守るのにおすすめは「ブクブクうがい」。大さじ1杯ほどの水を口に含み、20~30秒間、ブクブクとうがいをするだけ。
水がない時や、むせやすい時は、空気を口に含んで、ブクブクさせてください。
食事の際は、よくかむこと(1口30回以上)、たくさん話したり、たくさん笑ったりすることもおすすめです。
唇を閉じて舌の先で片側の頬を内側から押す。左右繰り返す。無理のない範囲で1~2分。
その他の口の体操はこちらから