聖教ニュース

〈四季の輝き――池田先生の心〉 生命歓喜の勝ち鬨を世界の友と 2025年11月23日

 【写真説明】スタンドに「世界のアジア」の人文字が躍った。1994年11月、福岡ドーム(当時)でのアジア青年平和音楽祭。池田大作先生は若人の熱演をたたえ、カメラを向けた。
 フィナーレは、ベートーベンの「第九」。民衆凱歌へ進む5万人がドイツ語で「歓喜の歌」を大合唱した。“苦悩を突き抜けて歓喜に至れ”。「第九」には、試練を越えた楽聖の不屈の魂が光る。
 先駆・九州の友は、師弟のドラマを刻む同じ舞台にアジアの同志を迎え、今再びの「第九」を歌う。アジアをはじめ世界平和の基盤を築く師弟共戦の新楽章が始まる。
 

池田先生の言葉

 歌声高らかな創価の行進から、
 幾たび、広宣流布の突破口が
 開かれたことか。
 幾たび、立正安国の勝利劇が
 創られてきたことか。
 歌が勇気を鼓舞する。
 声が戦いを前へ動かす。
 我らは不屈の魂の声を響かせ、
 前進するのだ。
  
 皆、悩みがある。
 悲しみがある。苦しみがある。
 しかし、「煩悩」は即「菩提」である。
 大きく悩んだ分だけ、
 大きく境涯が広がる。
 これが、妙法の原理だ。
 たとえ地獄の業火のような
 逆境に立たされたとしても、
 そこを必ず
 幸福の寂光土へと転換できるのだ。
 苦悩が何もないことが
 幸せなのではない。
 負けないこと、耐えられることが、
 幸せである。
  
 広布の労苦は、
 すべて、自分自身のためになる。
 妙法に生き抜く人は、
 永遠の「福運」を積み、
 永遠の「宝」と「力」を
 持つことができるのである。
 ゆえに、つらくとも、
 歯を食いしばって耐えるのだ。
 断じて戦うことだ。
  
 さあ、妙法の芸術家よ、
 大文化の英雄たちよ!
 色褪せることなき、
 人生の大勝利の絵巻を!
 民衆の栄光の讃歌を
 全世界の友と歌い上げるのだ!
 そしてまた、
 使命も深き「創価」の宝冠を戴く
 偉大な同志たちよ!
 生命歓喜の勝ち鬨で、
 至高の芸術と輝く人生を飾れ!

 ※池田先生の言葉は順に、『随筆 幸福の大道』、指導選集〈中〉『人間革命の実践』、本紙2009年11月4日付「新時代第33回本部幹部会でのスピーチ」、『随筆 我らの勝利の大道』から抜粋。