ユース特集

電子版連載〈ガッカイREVIEW SGI編〉 「イージー」より「ベター」な人生を求めて 2025年2月10日

 
 新入会や新しく立ち上がったメンバーのレビュー(評価・感想)をお届けする連載「ガッカイREVIEW」。今回は、1月の研修会で来日した海外のメンバーに学会の魅力をありのままに語ってもらいました!
  
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 オーストリアの首都・ウィーンに住んでおり、技術者をリクルートする企業に勤めています。

 仏法の話を初めて聞いたのは、今から14年ほど前。当時、一緒にサッカーをする間柄だった日本の友人から座談会に誘われました。

 興味本位で参加すると、アットホームな雰囲気に包まれていて、とても居心地がよかったんです。それから定期的に会合に参加する中で、メンバーとの絆も深まっていき、晴れて2015年に入会しました。

 この信心のおかげで、思ってもみなかった自分になれました。信心をする前までは、波風を立てず、常に楽な方を選ぶという、イージー(気楽)な人生を送りたいと思っていました。だから、目標を立てて挑戦したり、努力したりすることに、とても苦手意識があったんです。

 でも、大学2年生の時に、4科目で落第点を取ってしまい、留年の危機に陥ってしまって。もう無我夢中で祈りました(笑)。「合格したい」という祈りから「絶対に諦めない」という祈りへ。さらに祈り続けると、「広宣流布のため、世界平和に貢献するために、この試験に合格するんだ」という一念に変わり、自身の境涯が大きく開けていくのを実感しました。追試験には全て合格し、無事、進級することができました。

 今、オーストリアでは、社会での分断が深刻化しています。若者の宗教離れも歯止めがきかず、何が正しいかを判断するための根本的な思想が失われている状況です。またそのような様相はオーストリアだけでなく、欧州全体に広がっています。

 今年から欧州青年委員会(EYC)共同委員長の使命をいただきました。混迷が深まる欧州に希望の哲学を届けたいとの思いで、「One Step for Peace(平和のための一歩)」をテーマに座談会運動に全力で取り組んでいます。私自身も日々の家庭訪問や座談会、友人への対話の一つ一つが、平和への一歩につながることを確信して、活動に力を注いでいます。

 こんなにも人間の自由や素晴らしさを説いている宗教は他にありません。人間主義の哲学を胸に、ヨーロッパに平和と希望の連帯を築いていきます。(オーストリア サシャ・ムフ)