くらし・教育

「令和8年熊本地震」救援情報 子どもに安心感を与える関わり方 2026年8月11日

 大きな揺れに見舞われ、甚大な被害が生じた今回の地震。余震も続き、大人でも大変な状況ですが、子どもの心身への負担も大きくなっています。普段通りに過ごしているように見える子どもでも、大きなストレスを感じていることがあるといいます。
 過去に本紙に寄稿した識者のアドバイスをもとに、子どもに安心感を与える関わり方をまとめました。

①スキンシップを意識して、甘えを受け止める

 親が子どもから見える場所で生活をし、手をつないで歩く、抱っこする、頭をなでるなどといった、スキンシップを意識した関わりが大切です。
 また、一人で食べられる子でも、時には「はい、あ~ん」と食べさせたり、膝の上に乗せて本を読ませたりするなど、甘えを受け止めることも安心感につながります。
 

②遊びは心の栄養に

 子どもは遊ぶと笑顔になり、ストレスも発散されます。突然、布団の上で、でんぐり返しをするかもしれないし、お父さんの体をジャングルジム代わりにして遊ぶ子もいるかもしれません。
 そうした遊びを叱らず、認めてあげてください。
 

③注意する時は、理由を添えて短い言葉で

 注意してほしいことを伝える時は、ごく簡単な理由を添え、すべきことを具体的に言いましょう。不安をあおる言い方にならないように気を付けたいものです。「○○してはダメ!」よりも、「○○してね」と肯定的に伝える方が好ましいです。
 例えば、外に出てほしくない時は、「心配になるからここにいてね」と短い言葉で伝えればよいでしょう。
 

④仕切りを作り、特別な空間を

 余震や、何か不安なことがあれば、「この場所に入れば、安心だよ」と教えます。自分のための安心な場所があると、予期しないことが起きた時でも、落ち着いて行動しやすくなります。
 集団生活がストレスになる子には、例えば、段ボールなどで仕切った特別な空間を作ることも有効です。
 

⑤一日のスケジュールを視覚的に分かるように

 今は、これまでの生活と違うため、次に何が起きるのか分からず、不安が募りがちになります。先を見通せないとパニックに陥る子の場合、一日のスケジュールを予告すると、ずいぶんと気持ちが楽になります。
 話し言葉で伝えるよりも、紙に書いて、文字や、時には絵で伝えると、より分かりやすいでしょう。
 毎日の生活の活動を絵や文字で示し、一つ終わるごとに「チェック」を入れていくのも、安心感を取り戻すのに役立ちます。