企画・連載

◆父子の絆――創立者の心刻む学舎 「創價大學」の碑 2024年5月19日

 創価大学・創価女子短期大学・創価学園には、至る所に創立者・池田先生の真心が刻まれている。新連載「父子の絆――創立者の心刻む学舎」では、その一つ一つに込められた思いを紹介していく。
    
 

     
 創価大学正門の門標として、多くの学生や来学者を迎えてきた「創價大學」の碑。1976年4月10日、新たに完成した正門の開通式に合わせて除幕された。
     
 「創價大學」の文字は、創価教育の父・牧口常三郎先生の筆によるもの。教育者として教壇に立った牧口先生は、創価教育学の学校の創立を構想していたが、軍部政府の弾圧で投獄され獄死した。
     
 正門の完成に合わせてその文字を石碑に刻み、牧口先生の偉業を永遠に顕彰することを提案したのは、池田先生である。
     
 開通式に出席した池田先生は、参加した代表の友と石碑を除幕。新入生や留学生らと共に、できたばかりの正門を通って「歩き初め」も行った。
     
 池田先生は、この「創價大學」の文字に触れ、次のように語っている。
     
 「牧口先生の胸中には、すでに厳然と創価大学の姿があった。この崇高なる『創価』の道を、諸君は勇んで歩み続けていただきたい」
     
 「『創價大學』と牧口先生の直筆を刻んだ大学から、多くの逸材が希望に燃えて、世界に雄飛していくのだ」
     
 この言葉のままに創価大学は今、人々の幸福と平和実現に貢献する、「価値創造の世界市民」を陸続と輩出している。

    
 ※ご感想をお寄せください。
 kansou@seikyo-np.jp