聖教ニュース
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 9月14日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2024年9月14日
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が9月14日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
震災の発生時、池田謙太さんは中学2年生(14歳)。当時住んでいた神奈川県で震災に遭った。福島県の大熊町で暮らす母方の祖父母にすぐ連絡したが、安否の確認が取れず、「ただ無事を祈る日々が続いた」。
その後、何もかもが流され、草しか生えていない、変わり果てた地を目の当たりにして、「悲しさを感じるよりも、ただ茫然とした」という。また、大熊町は当時、原発事故の影響で「帰還困難地域」に指定されており「このまま帰れないのかもしれない」という不安もあったと語る。
現在、大熊町で食堂を営んでいる。自身が生まれた土地であり、夏休みや冬休みになると祖父母の家で過ごしたことから、町に思い入れがあり、「将来は帰郷して働きたい」とも考えていた。また、「避難指示が解除されたら大熊町に帰りたい」という母親の思いとも重なり、移住を決意した。
周辺に飲食店が少なく、「ここに食堂があって良かった」というお客さんの言葉が、何よりのやりがいになっている。「今は、少しでも誰かのためになればという思いで日々、接客している」と話す。
そんな池田さんの「今」と「10年後の目標」とは?
BS-TBSの番組紹介ページ
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