聖教ニュース

〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 4月26日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2025年4月26日

東日本大震災を経験した若者たちが語る今と未来

 BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が4月26日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。

 同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。

 あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。

4月26日放送 〈File.187 福島県富岡町/大瀧一紀さん〉
ゴルフで復興を後押ししたい

 震災の発生時、大瀧一紀さんは18歳。高校を卒業してすぐのことで、自動車教習所にいた。立っていられないほどの激しい揺れと、桜並木が波打つような様子に「ただ事ではない」と感じたという。

 その後、福島第一原発の事故をテレビ報道で知り、隣接する川内村の避難所へ向かった。あまりにも非現実的な生活が続き、将来への不安を抱きながら、「目の前のことで精いっぱいだった」と振り返る。

 現在、ゴルフのティーチングプロとして活動している。ゴルフを始めたのは中学生の時。母からの勧めだった。一時はプロを目指したが、なかなか結果が出ず、ティーチングプロに転向。指導者としてスキルアップしながら、昨年、ティーチングプロの大会で全国優勝を果たし、日本プロゴルフ選手権の出場権を獲得した。「地元の方々の応援が励みになっている」。

 次世代の育成が福島の復興にもつながると考え、将来、小・中学校の授業でゴルフを教えるという希望を持っている。「ゴルフを通して地元を盛り上げたい」との思いを胸に、日々練習に励む、そんな大瀧さんの「今」と「10年後の目標」とは?

 BS-TBSの番組紹介ページ

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