エンターテインメント

〈ドラマ〉 広瀬アリス主演「なんで私が神説教」 2025年4月10日

土曜 午後9時 4月12日からスタート

 4月12日からスタートする、広瀬アリス主演の日テレ系新土曜ドラマ「なんで私が神説教」(後9・0)の制作発表会見が過日、撮影現場で行われ、広瀬のほか、共演のSnow Man・渡辺翔太らが登場した。

 今回の脚本を手がけるのは、数々の人気バラエティー番組の放送作家を務めてきたオークラ。本作は、無職生活を脱却するためにやむなく高校教師になった主人公・麗美静(広瀬)が、問題児ぞろいの生徒たちの事情に巻き込まれながら、“したくもない説教”をし、悪戦苦闘する様を描く。

 教師役に初挑戦する広瀬は、自身の役どころについて「静は(思いを)内に秘めている人間なので、なかなか表情には出さないんですけど、言い始めたら止まらない」と説明し、「日々、台本を読んで、今は文字がずっと頭の中にある状態です。気合は十分なので、引き続き撮影を頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 生徒思いだが、空回りしがちな数学教師・浦見光を演じる渡辺は、「浦見は熱血教師で、明るかったり、天然だったりといろんな要素があって、自分にとって新しい役柄。コメディーのように演じるのはすごく難しいと体感していて、勉強しながらやらせてもらっています」と心境を明かした。

 会見では、「言いたいことが言えない世の中を生きる大人たちに贈る」というドラマのテーマにちなんで、“言いたくても言えないこと”を語るフリップコーナーも。出演者それぞれが赤裸々に告白をした。

 広瀬は、渡辺の「すみません」という口癖を挙げ、「『言わなくていいです』と毎回言うのも疲れてきて1回につき10円の罰金にしました(笑)。今はどんどん貯金してくれているので、最後にはみんなに何かおごってもらおうかな」と吐露。

 一方の渡辺は「自覚はあります。デビューする前は怒られることが多かったので、謝ることはあいさつみたいな感覚」と苦笑いを浮かべ、「言わなくていいよと言ってくれて、ちょっと心が晴れました(笑)。自己肯定感を高めていこうという気持ちになれました」と、広瀬の指摘に感謝した。

◆“言いたくても言えないこと”を主人公が代弁してくれるドラマ

 会見は終始、キャストの仲の良さがにじみ出たやり取りで盛り上がり、最後に広瀬が締めくくった。

 「今は便利な世の中だけど、言いたいことが言えなかったり、うまく伝わらなかったり、生きづらいなと思うことが多いと思います。そんな中、私が演じる麗美静が説教という形で、みんなが声を大にして言いたかったことを伝えていく作品になっています。学園ものですけど、大人の方が見てもスッキリするドラマです。皆さん、ぜひ楽しみにしていただければ」

◆第1話(4月12日放送)あらすじ

 訳あって2年間、実家にこもってニート生活を続けてきた28歳の静(広瀬)。ある日、母・叶子(堀内敬子)と、その友人で私立名新学園の校長を務める京子(木村佳乃)に説き伏せられ、彼女は渋々、京子の学校で高校教師をやる羽目になる。
 2年10組の担任に就いた静は、早速、正義感強めの数学教師・浦見(渡辺)や今どき女子の英語教師・聖羅(岡崎紗絵)ら癖の強い教員たちに囲まれ、ただでさえやる気がないのに、ますますゲンナリする。

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