ユース特集
電子版連載〈Meet You〉 “最高の瞬間”を収めるカメラの名手を紹介! 2025年4月6日
連載「Meet You――会わせたい人がいる」では、青年世代のメンバーが、読者の皆さんに会わせたい“推しの人”を紹介します。
カメラを構えると、さらに輝く笑顔がある――それが私たちの友人、さっちゃん=横山幸子さん(東京・墨田総区、女性部員)=です。
プロの写真家ではないけれど、いつもカメラを持ち歩き、私たちの最高の瞬間を切り取ってくれる。そんな彼女を紹介しないわけにはいきません!(北井さん)
私たちは墨田で育った幼なじみ。池田華陽会の活動を通じて、笑ったり泣いたりしながら、青春を共に歩んできました。
友菜ちゃんとさっちゃんは、同じ中学の同級生で、私は別の学校でしたが、実は未来部の会合で顔を合わせていたようです。
ある日、さっちゃんに「昔から一緒に活動してたよね?」と言われ、びっくり! そんなに前から知ってくれていたんだと思って。(大泉さん)
大学生になり、女子部(当時)の白蓮グループでの活動を通じて、仲を深めていきました。社会人になると、一緒にご飯を食べながら、「慣れない仕事が大変すぎる……」「職場の人間関係が複雑……」と、モヤモヤをぐちぐちと語り合う日々。
さっちゃんは、とっても明るいけど、口数は多い方ではありません。昔から「自分に自信が持てない」などと話していました。(北井さん)
その分、さっちゃんは、周りをよく見ているんです。未来部時代に少し会った私のことを覚えていてくれたのもそうだし。
幼い頃から家族のデジタルカメラに触れ、小学生の頃には動物や近所の人の写真を撮っていたそうです。
両親や地域の人たちから「いい表情を撮るね」と褒められたのがうれしくて、カメラがどんどん好きになっていったとか。
同世代が集まる会合での思い出も、カメラに収めてくれるようになっていきました。(大泉さん)
さっちゃん自身は、「言葉にするのが苦手」と言うけれど、実は、ハッとさせられることを、ここぞという時に言ってくれる人でもあるんです。
コロナ禍の時には、オンラインで、小説『新・人間革命』の読書会をやってみたんですが、さっちゃんの感想が、胸に刺さりました。(北井さん)
皆がいろいろなことを自粛する生活だったけど、さっちゃんは「あえてマイナスの環境に身を置いてみたら、いろいろ見えてきた。
結局、『汝、すべからく一身の安堵を思わば、まず四表の静謐を禱るべきものか』(新44・全31)――ですな」って。(大泉さん)
そして私たちがリーダーの立場になり、悩んだ時も、さっちゃんはいつも人知れず支えてくれました。
私が墨田総区の池田華陽会のリーダーを務めることになり、どうやって会合を開催しようか、迷っていた時です。
さっちゃんは「何を選んでも全部正解だと思うよ」と、背中を押してくれました。それだけでなく、会合の準備やアイデア出しまで手伝ってくれる頼もしさ。心強かった!(北井さん)
そんな私たち3人のLINEグループの名前は「凡夫フレンズ」。
一般的には「凡夫」は「普通の人間」とされますが、さっちゃんと一緒にいると、飾らず自然体でいられるから、このネーミングになりました。
仕事やプライベートの悩みをぐちぐち言いながら、それを信心で前向きに変えていける――これが私たちだけの友情の形だと思っています。(大泉さん)
「カメラを意識していない自然な笑顔が一番かわいい」。さっちゃんの写真には、人の素顔の美しさが詰まっています。
3人で出かけると、何枚撮ったか分からないほどシャッターを切ります。後で見返すと、自分たちでは気付かなかった表情や瞬間が残っていて、それがまた宝物のよう。(北井さん)
そんなさっちゃんが、ある日ふとつぶやきました。
「人の機微に気付ける人になりたい」
すかさず友菜ちゃんと私は「もうなってるよ!」とツッコミました。(大泉さん)
人生の大切な節目には、いつもさっちゃんがいて、シャッターを切ってくれました。
これからも、さっちゃんのカメラが捉える世界を楽しみにしています。
そして、私たちの最高の瞬間を、一緒に撮り続けてほしいと思っています!(2人で)
(紹介者 北井友菜さん=女性部員、大泉愛子さん=女性部員)
※あなたの「推し」の人を募集します。youth@seikyo-np.jp