デジタル企画

思ったことを、そのまま表現しよう 〈耳で読む 青春対話〉28 2026年6月28日

 「音声読み上げ」を押すと音声プレーヤーが起動します。いつでもどこでも“耳で読む”ことができます。

―― 青春対話 ――

 ―― 先生は桂冠詩人ですが、詩は、どのようにしてつくられるのでしょうか。

 思ったことを、そのまま表現しよう、そのまま文字にしよう、と思っています。文学をたくさん読んでいると、自然と、その中の言葉が自分のものとなっていく。
 風景を見て、自然と言葉が出てくるようになる。景色の感じ方が違ってくる。木々の美しい緑を見て、動物は何も感じないかもしれない。芸術家はすばらしいと思い、庭師は健康な木々だと思うでしょう。
 たとえば、月が浜辺に照っている。
 「八百日ゆく浜の真砂をしきかへて玉になしつる秋の夜の月」(『千載和歌集』久保田淳校注、岩波文庫)――広大な浜辺の砂を一面の宝石の原に敷き変える秋の月よ――という歌を思い出せば、浜辺はとたんに宝石の園に変わるでしょう。

(青春対話1 第3章 P314~315)

 【『青春対話』の朗読音声がすべて聴ける特設ページはこちらから】


 【聖教新聞創刊75周年 聖教電子版キャンペーンの詳細はこちらから】(今月30日まで)