「勝てるでしょう」と「勝つのだ」との違いについてサッカー元日本代表の三浦知良選手が述べていた。かつて最強と目されたチームが負けたのは、「勝てるでしょう」と無意識に構えてしまったからであった。逆に勝ったチームには「何が何でも勝つ」との、とてつもない力があったと（日本経済新聞2024年2月16日付）▼「大阪の戦い」の決戦日の朝、「関西はどうだい？」と戸田先生から電話で問われ、池田先生は即答した。「こちらは勝ちます！」▼その日に至るまで池田先生は億劫の辛労を尽くしてきた。打てる手は全て打ち、弘教の金字塔も打ち立てた。だが先生は「勝てます」ではなく、「勝ちます！」と言った▼その真情を先生は後に語った。「手抜きや甘えがあれば、激戦は勝ち抜けない。私は心底、戸田先生のために、真剣に戦った。戦って戦って戦い抜いた」と。まさに勝利への執念が「勝ちます！」との一言に表れ、不可能を可能にしたのだ▼人類史のさまざまな戦いにおいて、最終局面で勝敗が逆転した例は数知れない。ゆえに最後まで勝利を信じ、諦めず、今できることに全力を尽くす。それが創価の師子だ。我らもまた、心の師に胸を張ってこう言える弟子でありたい。「こちらは勝ちます！」（幸）

　「勝てるでしょう」と「勝つのだ」との違（ちが）いについてサッカー元日本代表の三浦知（かず）良（よし）選手が述（の）べていた。かつて最強と目（もく）されたチームが負けたのは、「勝てるでしょう」と無意識に構（かま）えてしまったからであった。逆に勝ったチームには「何が何でも勝つ」との、とてつもない力（ちから）があったと（日本経（けい）済（ざい）新聞2024年2月16日付）▼「大阪の戦い」の決戦日の朝、「関西はどうだい？」と戸田先生から電話で問われ、池田先生は即（そく）答（とう）した。「こちらは勝ちます！」▼その日に至（いた）るまで池田先生は億（おく）劫（ごう）の辛（しん）労（ろう）を尽（つ）くしてきた。打てる手は全（すべ）て打ち、弘（ぐ）教（きょう）の金（きん）字（じ）塔（とう）も打ち立てた。だが先生は「勝てます」ではなく、「勝ちます！」と言った▼その真情を先生は後に語った。「手（て）抜（ぬ）きや甘（あま）えがあれば、激（げき）戦（せん）は勝ち抜けない。私は心（しん）底（そこ）、戸田先生のために、真（しん）剣（けん）に戦った。戦って戦って戦い抜いた」と。まさに勝利への執（しゅう）念（ねん）が「勝ちます！」との一言に表れ、不可能を可能にしたのだ▼人類史のさまざまな戦いにおいて、最終局面で勝敗が逆（ぎゃく）転（てん）した例は数知れない。ゆえに最後まで勝利を信じ、諦（あきら）めず、今できることに全力を尽くす。それが創価の師子だ。我（われ）らもまた、心の師に胸（むね）を張ってこう言える弟子でありたい。「こちらは勝ちます！」（幸）