聖教ニュース(紙面)
体験者が描いた「沖縄戦の絵」 今月 県内の小・中学校45校で展示 2025年6月23日
沖縄青年部が企画・収集した「沖縄戦の絵」の地域別パネルが今月、県内の45の小・中学校で展示され、平和学習に活用されている。
沖縄戦の絵の取り組みは、凄惨な戦争の歴史と教訓を後世に伝え残すために1981年に始まった。沖縄戦の写真資料の多くはアメリカ軍が撮影したもので、沖縄の人々の思いを伝える資料がわずかであったことから、青年部が体験者に呼びかけ、“住民の視点の記録”として約700枚を収集した。
学校関係者から寄せられた“自分たちが住む地域で起きた沖縄戦の絵が見たい”との要望を受けて、本年「那覇市編」や「南部編」など10の地域別に絵を分類。地域別に再編したパネルを作成した。