昨日と今日の自分は“同じ”であって“違う”。皮膚、骨、消化管……私たちの体は細胞レベルでみると、常に新しくつくり変えられ、一瞬たりとも固定されてはいない▼生物学者の福岡伸一氏が提唱する「動的平衡」の概念である。全身の一つ一つの細胞は自らを壊し、再構築し、日々更新しながらバランスを取り、全体の“自分”を維持している(『動的平衡』木楽舎)▼細胞を構成する分子は絶えず動き、高速で入れ替わり、1年たてば、すっかり生まれ変わる、と氏は述べる。つまり人間の体内では、新旧の“バトンリレー”が繰り返されているといえよう▼愛知のある女性部員は乳がんと闘いながら、宿命転換を懸けて学会活動に励む。その原動力を尋ねると、「先輩たちが“広布のバトン”をつないできてくれたおかげで、今の私がある。それを絶対に途切れさせたくないからです」と答えた。そして“つなぐとは、つながること”との信念で、地域の同志を温かく励まし、心を通わせる日々だ▼「広布は世代から世代へ、万代にわたって、“永遠に拡大”“永遠に深化”“永遠に蘇生”の大運動である」と池田先生。昨日より今日、今日より明日へ、新しい自分をつくり、自他共の幸福劇をつづりたい。(靖)
昨日と今日の自分は“同じ”であって“違う”。皮膚、骨、消化管……私たちの体は細胞レベルでみると、常に新しくつくり変えられ、一瞬たりとも固定されてはいない▼生物学者の福岡伸一氏が提唱する「動的平衡」の概念である。全身の一つ一つの細胞は自らを壊し、再構築し、日々更新しながらバランスを取り、全体の“自分”を維持している(『動的平衡』木楽舎)▼細胞を構成する分子は絶えず動き、高速で入れ替わり、1年たてば、すっかり生まれ変わる、と氏は述べる。つまり人間の体内では、新旧の“バトンリレー”が繰り返されているといえよう▼愛知のある女性部員は乳がんと闘いながら、宿命転換を懸けて学会活動に励む。その原動力を尋ねると、「先輩たちが“広布のバトン”をつないできてくれたおかげで、今の私がある。それを絶対に途切れさせたくないからです」と答えた。そして“つなぐとは、つながること”との信念で、地域の同志を温かく励まし、心を通わせる日々だ▼「広布は世代から世代へ、万代にわたって、“永遠に拡大”“永遠に深化”“永遠に蘇生”の大運動である」と池田先生。昨日より今日、今日より明日へ、新しい自分をつくり、自他共の幸福劇をつづりたい。(靖)