エンターテインメント
〈ドラマ〉 桜田ひより主演「あの子の子ども」 2024年6月27日
高校生の妊娠を題材にした、フジ系連続ドラマ「あの子の子ども」(火曜、後11・0=カンテレ制作)が6月25日に始まった。過日、同作の制作発表会見が東京都内で行われ、主演の桜田ひよりをはじめ、共演の細田佳央太、茅島みずき、JO1・河野純喜が出席し、作品への思いを語った。
ドラマの原作は、蒼井まもるの同名漫画。妊娠という現実を前に、葛藤しながらも懸命に“命”と向き合う高校生・川上福(桜田)と、その恋人・月島宝(細田)たちの姿が描かれる。
会見の冒頭、喉の調子を崩した桜田に代わり、彼女が事前に用意したコメントを、細田が紹介した。
「普通の生活を送っていた二人が目を背けられない出来事に直面した時、福と宝、そして親や友人、学校関係者、それぞれの気持ちがどう変化し、ぶつかり合っていくかが見どころだと思います。福と宝が悩み、もがいて、一緒に“道”を見つけていく姿を最後まで見守ってほしいです」
桜田の続いてのコメントは、細田の印象について。細田自身が照れくさそうに読み上げた。
「本当にすてきなところばかりで、印象は右肩上がりです。演技をしていても、私が投げたボールを正面から受けてくれて、真っすぐ返してくれるので、とても楽しくお芝居ができています」
その言葉に対して、細田は「シーンによっては芝居が大変な時もありますが、桜田さんの明るさと愛嬌によって現場が温かい空気に包まれています」と応じた。
最後に細田は“桜田と二人の思い”とした上で、本作をアピールした。
「今作は福と宝の物語かもしれませんが、親や友達など、いろいろな人の視点で見られるのも魅力です。このドラマをきっかけに、若い人たちが家族と話せるようになったらうれしい。そして、同じような悩みに直面した人に“無理しなくてもいいんだよ”という道を示してあげられるような作品になれば、と心から思っています」
連休で受診のタイミングを逃した福(桜田=写真㊨)は、不安が募るばかり。陸上の大会で勝ち進む宝(細田=同㊧)には本当のことを伝えられずにいた。
福の頭の中は不安で埋め尽くされ、心から笑うことができない。すると、いつもと違う福の様子にいち早く気付いた人物がいて……。
記事・写真=鈴木政己
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