聖教ニュース

世界市民を育むアメリカ創価大学に25期生が入学 2025年8月14日

20カ国の俊英110人が創立の精神抱き出発

 アメリカ創価大学(SUA)25期生の入学記念レセプションが5日(現地時間)、カリフォルニア州オレンジ郡の同大学キャンパスで開催された。アメリカをはじめ、アフガニスタン、ブラジル、カナダ、チリ、中国、ガーナ、インド、日本、カザフスタン、ルワンダ、ベトナムなど20カ国から集った俊英110人が出発した。
 
 創立者・池田大作先生はかつて、SUAに入学する学生にメッセージを贈り、呼びかけた。“皆さんの中から、21世紀のガンジーやタゴール、ポーリング博士やキング博士、ローザ・パークス氏が育ちゆくことを、私は確信しています。そうでなければ、万年への平和構築の作業は間に合わない。創立の精神を分かち合う世界市民が、躍り出なければならない”
 
 創立の精神が刻まれたSUAでは、少人数授業を軸とした教育プログラム、科学棟をはじめとした施設など、充実の教育環境が整う。また、国内外から識者や学生を招いて各種シンポジウムを行うなど、地球的諸課題に目を開き、解決の方途を共に議論する機会も設けられている。
 
 レセプションでは、3人が抱負を述べた。
 
 ビジュー・ボルトンさん(アメリカ)は、人間関係の悩みに向き合う中で、自身の個性や長所を伸ばすことができた過去を述懐しつつ、大学でも悩みに負けず、勉学にも課外活動にも全力で励む決意を語った。
 
 アカーシュ・バラルさん(ネパール)は、多くの人との出会いによって自身の視野が広がった経験を紹介し、SUAでも学友と語り合い、好奇心を抱いて挑戦と探究の日々を送りたいと述べた。
 
 ラナ・イケダさん(アメリカ)は、ボランティア活動を通じて感じた、他者との違いに敬意を払う大切さを強調。キャンパスでも対話を貫き、深い友情を築きたいと語った。
 
 フィーゼル学長が祝辞を述べ、他者に尽くしゆく社会貢献の人材に成長をと望んだ。