聖教ニュース
民音研究所 第2回「平和構築の音楽」ワールドサミットが開催 2026年6月20日
音楽による平和創出を探る
民音研究所(東京・信濃町)主催の第2回「平和構築の音楽」ワールドサミットが9日から12日まで、英・北アイルランドのクイーンズ大学ベルファストで開催され、5カ国の識者が集った。
同大学の平和研究機関「Queen's Institute for Peace, Security and Justice」との共催によるもの。
民音研究所は、音楽が平和創出に果たす役割を学術的に調査・研究することを目的として2014年に発足。創立者・池田大作先生の“音楽で人間を結び、世界に文化と平和の虹を”との理念のもと、音楽の持つ可能性を探究し発信している。
サミットでは、①音楽と暴力との関係②暴力を予防する上での音楽の可能性③暴力発生後の修復と和解における音楽の可能性――の三点を中心に議論。世界各地での研究成果や実践事例をもとに、活発に意見を交わした。
また、音楽が異なる集団をつなぎ、対話を生み出す力について考察。「平和構築の音楽」という国際的な研究分野を一段と発展させるための具体的な方途についても話し合った。
期間中、クイーンズ大学ベルファストの研究者や学生、平和活動に取り組む団体との交流も行われた。
同大学のキアラン・マケヴォイ教授とのセッションでは、北アイルランド紛争での和平プロセスの事例などを参考に、紛争後の社会における法と和解の課題、音楽や文化活動が果たしうる役割について語り合った。ベルファストを拠点に活動する団体との交流では、平和構築における芸術活動の可能性を探った。
民音研究所のオリビエ・ウルバン所長は、「平和構築の音楽」に関する研究を推進し、学術的基盤を発展させたいと力説。草の根の対話や文化活動を後押しするとともに、ミュージッキング(音楽に関わるあらゆる行為)が、より良い社会を築くための変革の手段として生かされていくよう促したいと述べた。