聖教ニュース

〈ヨハネスブルク発〉 「南部アフリカ総会」――SGI訪問団が南アフリカ、ザンビア、ナミビア、モザンビーク、エスワティニ、レソトの代表と 2026年7月1日

 【ヨハネスブルク】アフリカ広布の大前進を誓う「南部アフリカ総会」が6月28日午前(現地時間、以下同)、南アフリカの最大都市ヨハネスブルクで開催された。これには南ア、ザンビア、ナミビア、モザンビーク、エスワティニ、レソトから集った約180人と共に、谷川SGI(創価学会インタナショナル)理事長らSGIアフリカ訪問団が参加した。これに先立つ同27日には同地で、南ア、ザンビア、モザンビーク、ナミビアの代表と谷川同理事長との懇談会が、それぞれ行われた。

「虹の国」から異体同心の大前進

 「パンビリ! アフリカ!」「パンビリ! SGI!」――会合の冒頭、司会を務めるムバリ・セクァレ地区女子部長(南ア)が呼びかけた。

 「パンビリ」は、南アフリカの言葉で「大前進」の意。今回の総会のテーマである。

 「パンビリ! アフリカ!」――会場を埋めた参加者が唱和する。創価家族の友の心が、力強いかけ声のもと一つになった。

 アフリカの同志は、実に多様だ。

 仏教に関心を抱き、SNSを通じてブラジルのSGIメンバーと知り合い、縁がつながって信心に巡り合ったモザンビークの友。ザンビアからバスを乗り継ぎ、43時間かけて来た求道の友。ドイツでこの信仰を知り、ケープタウンで御本尊を受け、ナミビア広布に走る友もいる。

 さらに、南アフリカの旧黒人居住区「タウンシップ」の出身で、ソフトウエアエンジニアとして社会で飛躍する青年。コンゴ民主から難民として来た南アで信心を始め、苦労を重ねた末、事業で身を起こして勝利の人生を歩む友もいる。

 南アの中心者のアンソニー・ジョージ支部長は、混血の「カラード」として差別される側に置かれた親が、同国から移り住んだザンビアで生まれ育った。

 一人一人、ルーツも肌の色も違う。直面する今の悩みも、立ち向かう壁も異なる。

 そうした人たちの希望となり、心を一つに結ぶのが、「21世紀はアフリカの世紀」との池田先生が寄せた万感の指針であり、万人の生命に不屈の勇気を湧き立たせる、太陽の仏法である。
 

 総会前日の谷川SGI理事長と各国代表との懇談会では、多種多様な課題について縦横に語り合い、参加者は誓った。

 “わが国の広布の未来は、その地を最もよく知るわれらが祈り、智慧を湧かせ、粘り強く目の前の一人を励まし、足元の課題に挑んで切り開こう”

 “「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶うことなし」(新2054・全1463)と仰せの通り、心一つに祈り、困難を打ち破ろう”

 迎えた当日。あらゆる人を受け入れる「虹の国」から団結の大前進を誓う総会は、南アで流行した歌を皆で歌い、冒頭からボルテージが最高潮に達した。

パンビリ(大前進)・アフリカ! 地涌の勇者の心は一つ

 歓迎のあいさつに立ったジョージ支部長は、広布の基礎をつくる地道かつ困難な作業は、世代から世代へと拡大する妙法の城を支えゆく重要なものであると強調。私たちの喜びと勝利で、「アフリカの世紀」を築こうと語った。

 ザンビアのジュリエット・テンボ本部長があいさつ。青年部と共に、学会創立100周年である2030年を、全員が勝利の姿で迎えようと訴えた。

 次いで、同国のパトリック・チャングエ壮年部長が、信心根本に、度重なる家族の大病を克服した体験を発表した。

 南アのムヴェロ・ミドリ・マフラングさんが、コロナ禍で進路や人間関係に行き詰まった際、先生の指針を胸に挑戦し、全ての経験を生かしてフォトグラファーなどとして活躍する模様を報告した。

 谷川同理事長は、分断と対立が深刻化し、戦火の拡大を憂う世界にあって、人類の宿命転換を可能にするのは私たちの広宣流布運動しかないと強調。その戦いをさらに進める根本の力は祈りであると語った。

 そして「法華経の行者の祈りのかなわぬことはあるべからず」(新592・全1352)との日蓮大聖人の大確信に一念を定めることこそ、全ての戦いの出発点であり、勝利への鍵であると述べた。

 さらに、広宣流布の戦いといっても、共に戦う同志と団結を固く結び、不断の挑戦を持続できるかどうかにかかっていると力説。この南部アフリカ総会から、異体同心の団結と不屈の祈りをさらに強め、地涌の陣列が勢いを増して大前進しゆく時代を開こうと呼びかけた。

 ――一人一人が挑戦を重ね、師弟の誓願を胸に集った歴史的な総会。南部アフリカ広布の新時代が始まった。