聖教ニュース
カナダ ゲルフ・ハンバー大学創価教育研究所で「世界市民教育」巡り講演会 2025年12月5日
韓国・延世大学シャトル教授が講演
カナダのゲルフ・ハンバー大学の研究機関「世界市民に関する創価教育研究所」が主催する講演会が11月18日(現地時間)、オンラインで開かれた。
牧口常三郎先生の著書『創価教育学体系』第1巻が発刊された11月18日(1930年)を記念して、毎年、同研究所が開催しているものである。
第8回となる今回は、政治学者で韓国の延世大学で教授を務めるハンス・シャトル氏が「独裁的なナショナリズムが台頭するこの時代に、世界市民教育は何をもたらすことができるか」と題して講演した。
氏は、2000年代中盤以降から多くの国で民主主義の健全性を示す指標が著しく低下し、独裁的なナショナリズムの傾向が広がっていると指摘。その脅威に対処するためには、人類全体の幸福と利益を追求する世界市民教育の考え方が重要であり、その理念は世界中の市民を団結させ、民主主義を再建、回復させる使命を担っていると語った。
同研究所のポール・シャーマン所長があいさつした。
同研究所は17年に創価教育研究会として誕生し、19年に研究所に昇格した。創価三代会長の教育思想を研究している。