活動のために

〈未来部育成のページ〉 タテ・ヨコ“つながる”勤行会 2024年6月6日

あの人・あの子が来てるから
東京・豊島総区
西池袋池田本部の取り組み

 企画「Start! 未来部ファースト」では、全国の創価家族が“今から”“ここから”スタートできる“未来部ファースト”の知恵と心に迫ります。今回伺ったのは、東京・豊島総区の西池袋池田本部。昨年11月から毎月、「未来部勤行会」を開催しています。わずか20分の集いに、15~20人が参加するそうです。その理由とは? もう一つの企画「記者も学び始めたこの一冊」では、今春から未来部員との関わりを本格的に開始した男子部世代の記者が、自身の挑戦も踏まえてオススメの一書を紹介します。
  

 豊島総区のあるグループの女性部総会で、未入会の友人が「未来部勤行会」に言及したのは先月17日のことだった。
 「私、土曜に地域で小学生の見守り活動をしてるんだけど、夕方になると『勤行会に行ってくる!』って走っていく男の子がいるの」
  
 それが何とも楽しそうだという。勤行が「祈ること」だと学会員を通じて知ってはいたが、「子どもたちが集まってやることもあるんだね」。
  

 実はこの勤行会、企画の段階では大人の間で賛否が分かれたそうだ。開催を提案したのは、西池袋池田本部(阿波連宣通本部長、中野由美女性部本部長)のリーダーたちである。「未来部員にとって、勤行が楽しいものとなるようにしたい。みんなで一緒に勤行できる機会を毎月2回、用意しませんか」
  
 未来部員にタテ(先輩と後輩)とヨコ(同世代)のつながりが生まれる“場”を提供し、利用してもらえたらとの思いもあった。都市部とはいえ、少子化は進んでいる。地区・支部単位では難しくとも、本部であれば、そんな場をつくれるはず――。
  
 支部の責任者たちからは、さまざまな声が上がった。負担が大きいのではないか。勤行だけで終わるのは、どうなのか……意見をぶつけ合うからこそ、確認し合えた思いもある。
  
 つながりが大事だという一点は一致した。月2回の開催も、第1土曜の午後5時と第4日曜の午前9時に設定し、未来部員が「どちらかを選べる」「前後で部活動や習い事にも行ける」ようにした。未来部育成のホシは「継続」だ。未来部も大人も気軽に続けられるよう、内容は勤行に特化。運営は各支部の持ち回りとし、「未来部向けの話(約5分)」を担うことにした。

 手応えは予想以上だった。回を重ねるたび活気を増す。日常の訪問・激励も活発になった。
  
 中学・高校生は、どこに参加のメリットを感じているのだろう。一人一人に尋ねた。「家だと勤行は面倒なんだけど、みんなと一緒だとなぜかできる」「すぐに終わるし、『勤行できた!』っていう達成感も得られる」等々。
  
 最も多かった声は「知っている子も来てるから」。特別支援学級に通う中等部員は、経本の文字を読むのが苦手。だが仲の良い同級生のおかげで積極的に参加するようになり、教学部任用試験も共に受験するという。
  

 お兄さん・お姉さんたちの勤行の姿は、少年少女部への触発にもなるようだ。自宅で一人でも勤行するようになった子や、「戦争が早く終わりますように」「地震に遭った石川県の人たちが元気になりますように」と祈るようになった子もいる。
  
 当初、勤行会の突然の提案に強く反発したという女性部の方いわく、「今では私が一番、張り切っているかも(笑)」。

 先月26日の勤行会。最前列には、ヒゲをたくわえた高校3年のノエルさんと、髪を少し茶色に染めた小学2年の男の子・里乃さんがいた。
  
 2人の共通点は“スケートボードが大好き”なこと。ノエルさんは年下の子との関わりが苦手だったが、「里乃に勤行を教えてたら、かわいく思えてきて(笑)」。里乃さんは勤行が苦手。だがノエルさんに褒めてもらううち、「家で練習するようになった」。

 里乃さんに聞いてみた。スケボーのうまさは、それぞれ10点満点中、何点?
 「ノエルが4点で、俺は9点だね」
 じゃあ勤行は?
 「それは……ノエルが10点だよ! 俺は1点かな」
  
 もう一つ聞いた。なぜ勤行するの?
 「かなえたい夢があるから。世界で活躍するスケボー選手になりたいんだ」

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