ユース特集

電子版連載〈ガッカイREVIEW〉 カッコいい人ってどんな人? 2025年5月12日

 新入会や新しく立ち上がったメンバーのレビュー(評価・感想)をお届けする連載「ガッカイREVIEW」。創価学会の魅力や疑問に思う点をありのままに語ってもらいました!
  
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 昔は、ヤンキーに憧れて、「けんかが強い=カッコいい」「目立ってナンボ」みたいな価値観で生きていました。

 悪ふざけをして、先生から頻繁に怒られているようなタイプ。高校に入ってからは少し落ち着いたんですけど、基本、自分本位で、やっていることはあまり変わらなかったです。

 で、大学に行っても、相変わらずイカつい路線を突っ走ってて。基本、金髪モヒカン、眉毛全剃り。最初は面白がって、友達も寄ってきましたが、付き合いづらいと感じたのか、だんだん離れていきました。「そんなやつらなんて知らねえ」って強がっていましたが、内心は寂しかったですね。

 そんな心のすき間を埋めてくれたのが、学生部の先輩たちでした。一緒にメシを食べたり、親身に話を聞いてくれたり、何度も励ましてもらいました。けれども、俺は生活態度を省みないから、状況は一向に変わりません。でも、いいんです、元気をなくしたら先輩に甘え、パワーチャージしてもらえばいいんですから。なんて考えていたら、ある日、先輩からこう言われたんです。

 「須貝君って、人の話聞いてないよね」「そのままだと本当の友情なんて築けないよ」

 ショックでしたが、おかげで目が覚めました。自分も先輩たちのような人間力を身につけたい。そう決意してからは、学会活動に積極的に取り組むようになりました。

 題目をあげることで、少しずつですが自分と向き合えるように。「あの時、あの言い方はまずかったな」とか、反省点が見えてくる。とともに、相手がしてくれることにも目がいき、感謝の念が湧くようになりました。

 そんな自分は現在、中学校で教員をしています。生徒の声に真摯に耳を傾けられる教育者を目指して奮闘中です。まだまだ道半ばですが、もし、昔の自分が今の状況を見たら、びっくりするし、うらやましがるんじゃないかと思います。当時の自分に会えるなら、こう言ってあげたいな。「カッコよさを求めるなら、心を磨いてごらん」って。(会津宝城県 須貝勇輝)