聖教ニュース
〈聖教新聞社提供の番組〉 BS-TBS「あれから10年 これから10年」 1月18日(土)午後8時54分から 毎週土曜放送 2025年1月18日
BS-TBSが制作するテレビ番組「あれから10年 これから10年」が1月18日(土)、BS-TBSで放送されます(聖教新聞社提供)。
同番組では、2011年の東日本大震災の被災者の方々、特に当時10代だった若者を中心に取材し、被災から「10年を経ての今」と「これからの10年」をお伝えします。
あの震災の意味を見つめ、街と人、そして自らの未来を考える。被災した若者たちが頑張る姿は、コロナ禍を生きる全ての世代に勇気と希望を与えてくれます。
震災の発生時、大和田さんは小学1年生(7歳)。放課後の児童クラブにいた。先生が大きく揺れるテレビを押さえながら、「机の下に隠れろ」と叫ぶ姿を今でも鮮明に覚えているという。
南相馬市の小高地区は、原発事故の影響で避難指示が出された。すぐに県外へ避難したが、「原発の被害にあったのに来るな、早く帰れ」という心ない言葉をかけられたという。しかし、避難先で始めた野球を通じ、かけがえのない「仲間」にも出会った。「『おかげで』とは思わないが、震災を経験したことで今がある」と語る。
現在、福島県浪江町で「どんこ屋」という飲食店を経営している。復興に向け、浪江町の店が集まる「まち・なみ・まるしぇ」という場所で、魚料理をメインに提供する。かつて祖母は浪江町で鮮魚店を営んでいたが、震災の影響で魚の卸売り業者や市場が激減し、店をたたむことを余儀なくされた。
「おばあちゃんの魚をもっと多くの人に広めたい」と、兄と母方の祖母も加えた4人で今の店をオープン。二人の祖母に料理を教わりながら、「いずれは、魚の販売もするお店にしていきたい」と意気込む。浪江町を盛り上げようと日々の営業に励む、そんな大和田さんの「今」と「10年後の目標」とは?
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