エンターテインメント
〈シネマ〉 ジョニー・デップ監督「モディリアーニ!」 2026年1月22日
画家や彫刻家としてフランス・パリで活動したが、不摂生な生活や病などにより、35歳の若さで亡くなったイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニの人生を変えた激動の72時間を描く映画「モディリアーニ!」が全国公開中だ。先頃、東京都内で行われた同作のジャパン・プレミアでは、監督を務めたジョニー・デップが登場し、集まったファンを沸かせた。
本作は、デップにとって映画「ブレイブ」(1997年)以来の監督作。長年、親交を深めてきた俳優アル・パチーノの声かけから実現した。その経緯を聞かれ、デップは「実は(パチーノから)突然、謎の電話がかかってきたんだ。『ヘイ、ジョニー。モディリアーニ!の監督をやった方がいいよ』って。何て、ぶっ飛んだことを言うのかと思ったけど、彼は元々、ぶっ飛んでいる人だからね(笑)」とエピソードを披露した。
続けて、「この作品に興味があったし、僕にとっても監督を務めるということは“チャレンジ”だった。僕自身が出演しなくてもいいというのも決め手だったね(笑)」とオファーを受けた時の心境を明かした。
製作については、「演者のみんなには、演じるのではなく、そのキャラクターになりきって自由に表現してくれと伝えたんだ。彼らがいろいろな選択肢を与えてくれて、(取捨選択をしながら)徐々に映画が形になっていったね」と話し、出演者への信頼と感謝を口にした。
デップは、今作を「本当に全てが詰まっている作品」と形容する。
「モディリアーニの3日間を切り取ったものだけど、彼は非常にハングリー精神が旺盛で情熱もあって、売れなくても決して諦めない“自分らしさ”を貫いて画家の人生を全うした。彼の人生を垣間見ることができて、うれしかったよ」
イベント後半では、スペシャルゲストとして俳優・アーティストである赤西仁がサプライズで登場し、花束をプレゼント。二人は熱い抱擁を交わし、終始、笑顔で語り合っていた。
ステージ上で、ポスターパネルの後ろに隠れたり、通訳の女性に極端に近づいたり、大はしゃぎして、たちどころに観客の心をつかんだデップ。彼の“個性”がたくさん詰まった本作に、期待が高まる。
映画の舞台は1916年、戦火のパリ。
才能にあふれながらも批評家に認められなかったモディリアーニ(通称‥モディ、リッカルド・スカマルチョ)は、キャリアを捨て、街を去ろうとする。そんな彼を、画家仲間のモーリス・ユトリロ(ブリュノ・グエリ)や、モディの“ミューズ(芸術と学問の女神)の存在”であるベアトリス・ヘイスティングス(アントニア・デスプラ)らが引き止める。
やがてモディは、自らの人生を変えることになるアメリカのコレクターのモーリス・ガンニャ(アル・パチーノ)と出会う。
ホームページはこちら