企画・連載

一人に寄り添い未来を拓く 創価大学の就職力! 2022年8月13日

【創大・短大マガジン】
★キャリア支援特集㊤

 社会により良い人材を送り出すことは、大学の使命の一つ。近年、創価大学は就職関連のランキングで上位に名を連ねるなど、キャリア形成力が評価されている。「創大・短大マガジン」では、「キャリア支援特集」を上下2回にわたって掲載。上では、小林孝次キャリアセンター長と学生の代表に、創大のキャリア・就職支援の魅力を語ってもらった。(下は9月掲載予定)

就活は“団体戦”

 小林 創価大学は、朝日新聞「EduA」に掲載された「就職偏差値が上がった大学」ランキング(「主要企業の就職者が100人以上200人未満」の中規模グループ)で、昨年第1位、今年は第2位を獲得。今、その“就職力”が注目されています。きょうは各種企業から内々定を得た学生の皆さんと、創価大学でのキャリア形成について語り合いたいと思います。
  
 前田 大きな魅力の一つは、体系化された、手厚いキャリア支援体制です。
  

 1年生から履修できる「キャリア教育科目」、就職が決まった学生が後輩を支援するピアサポート(仲間同士の支え合い)、キャリアセンターでの個別進路相談、社会で活躍する卒業生から直接受けられるキャリア・就職支援――他大学の就活生にこうした話をすると、「すごい!」「創価大学の就活を参考にしたい」と、驚かれます。
  
 大倉 私は創価女子短期大学から創大に編入学し、3年からキャリア教育科目を履修しました。
  

 卒業に必要な単位も多く、インターンシップなどで忙しい中、授業で企業分析や会社訪問について学べたことは、大きな支えになりました。
  
 矢野 先輩から後輩への「縦のつながり」も創大の特長だと思います。
  
 昨年、就活という“未知の世界”に挑戦するに当たって、自己分析やエントリーシートの書き方など、細かなことまで教えてくれたのが、就活を終えたばかりのリクルートサポートスタッフ(RSS)の先輩でした。
  

 また、キャリアセンター経由でつながった卒業生も、業界関連のニュースや就職対策をたくさん教えてくださいました。第1志望のテーマパーク運営会社に総合職として内々定をいただくことができたのは、多くの先輩の支えがあったからだと実感しています。
  
 前田 私もグローバルIT企業への進路が決まりましたが、その最初のきっかけは、1年生の授業で、世界で活躍する卒業生の講義を聴いたことでした。その後も、キャリアセンターの職員の方や、紹介していただいた卒業生の方と何度も個別で面談し、面接練習もしました。よく就活は「孤独な戦い」といわれますが、創価大学の就活は「団体戦」だと感じます。
  
 小林 キャリアセンターでは「学生生活すべてがキャリアデザイン」とのコンセプトで、学生と共にキャリア形成を考え、情報提供しています。こうした中、創大生の多くが、人生の原点となる就職活動を経験できているようです。
  

学生生活が“強み”に

 大倉 忘れられないのは、第1志望の総合食品商社の1次面接で大失敗した時のことです。短大時代から目指してきただけに、涙が止まらなくなってしまいました。そんな私に、一緒に就活に挑戦してきた仲間が声を掛けてくれました。
  
 「まだ、結果が出たわけじゃない。最後まで絶対に諦めちゃダメだよ!」
  
 そこまで私を信じてくれる友の言葉に、勇気が湧きました。ありがたいことに、社員との相談会や卒業生訪問にも何度も参加していたことが評価され、その会社から内々定をいただくことができました。就活を通して、共に挑戦する仲間の大切さと、最後まで諦めない姿勢を学びました。
  

 前田 私は「地方創生インターン」で、人口約1000人の熊本県五木村に7カ月間住み込みで働き、地元の特産品を使った商品開発をしました。携帯電話がつながらなかったり、散髪に1泊2日で行ったりと(笑い)、苦労ばかりでしたが、負けじ魂を燃やして、「くねぶ」というかんきつ類の果物と鹿肉を使ったソーセージを、それぞれ商品化。そのエピソードを就職面接で話しました。
  

 矢野 私は、子どもの頃にテーマパークでもらったグッズを持って、その思い出を面接で話しました。またゼミで学んでいるデータサイエンスを活用して、さらなるサービスの向上につなげたいと訴えました。
  
 こうした人生経験や学生生活で得た強みを言語化して、しっかりと伝える力がついたのは、創大のキャリア支援のおかげです。

受けた恩を後輩へ

 小林 かつて、第3回創大祭で創立者・池田先生は、来校された約700人の企業関係者に深々と頭を下げ、“創大生をどうかよろしくお願いします”とあいさつされました。
  
 その姿に触れた学生たちは「一流の企業に入って恩返ししよう」と燃え立ったそうです。しかし、知名度の低い創大の学生は、就活でとても苦戦しました。
  
 その時多くの創大生が、自分が採用されなくても「後輩たちをどうかよろしくお願いします」と語り、社会でも懸命に働いて、信頼を集めていったんです。
  

 大倉 「後輩を自分以上の人材に」という創大の伝統は、そこから流れ通っているんですね。
  
 矢野 私も秋からRSSとして、後輩の就職支援に尽力します。先輩から受けた恩を、後輩に渡す「恩送り」をしていきます。
  
 前田 社会に出ても、自身の活躍で後輩の道を開く決意で頑張ります!
  
  

◆ここがすごい! 充実のキャリアサポート
世界中から受けられる
個別の「進路相談」

 創大キャリアセンターが最も重視する「個別相談」。1・2年から個別で進路相談を実施し、一人一人に「将来と向き合う環境作り」と、「夢を実現するための具体的なアクション」を促す。オンラインで、留学先や地方インターン先など、世界中のどこからでも進路相談が可能に。進路決定まで、キャリアセンターが学生の「伴走者」として、つながり続けてくれる。

後輩を自分以上の人材に!
学生同士の「ピアサポート」

 「後輩を自分以上の人材に」――創大では、就職が決まった先輩が後輩を支援する「ピアサポート」(仲間同士の支え合い)が充実している。1・2年生のキャリアサポートを担う「キャリアサポートスタッフ(CSS)」、3年生からの就職支援を行う「リクルートサポートスタッフ(RSS)」、公務員志望者を支援する「パブリックサポートスタッフ(PSS)」、教員志望者を支援する「教職キャリアサポートスタッフ(KSS)」がある。

授業で将来設計を考える
多彩な「キャリア教育」

 1年生から「キャリア教育科目」を設置し、将来の進路設計を考える機会をつくる。世界で活躍する卒業生の講義を学ぶ「ワールドビジネスフォーラム」、自身の進路や学生生活をデザインするための知識を得る「キャリアデザイン基礎」、業界を代表する企業の方が講義する「企業研究」など、各学年で単位を取得しながら進路決定に役立つ知識や情報を得ることができる。

◆主な進路実績

 弁護士、公認会計士、税理士、外交官、国家公務員、地方公務員、教員、看護師、社会福祉士、JICA、JAXA、アクセンチュア、アサヒ飲料、味の素、アマゾンジャパン、NTTデータ、大林組、花王、グーグル、KDDI、ソニー、ソフトバンク、東京海上日動火災保険、トヨタ自動車、日本IBM、日本マイクロソフト、パナソニック、P&Gジャパン、PwCコンサルティング、富士通、三井物産、三菱UFJ銀行、ユニリーバ・ジャパン

 ※企業名等の表記は略称
  
  

★来月、入試の出願が開始

 創価大学・創価女子短期大学では、来月から、〈総合型選抜〉を皮切りに、入試の出願募集を始める。両校の〈総合型選抜〉入試は以下の通り。
 【創大「PASCAL入試」】
 出願期間:2022年9月1日(木)~8日(木)。
 アクティブ・ラーニング(主体的・能動的な学習)の要素を取り入れた選抜方式。筆記試験は実施しない。①第1次:書類審査〈調査書、自己推薦書、出願要件・資格等証明書類〉②第2次:オンラインでの選考〈文系学部と看護学部はLTD(話し合い学習法)方式のグループワークと面接、理工学部はプレゼンテーションと面接を実施。1次と2次の結果を合わせて総合的に評価〉
 【短大「自己推薦入試」】
 出願期間:22年9月26日(月)~10月5日(水)。
 出願資格を満たした受験生が対象。①書類審査〈自己推薦書・調査書・取得資格等〉②面接〈英語選抜型は日本語・英語、資格・検定選抜型は日本語〉
 【短大「同窓生(子女を含む)推薦入試」】
 出願期間:22年9月26日(月)~10月5日(水)。
 出願資格を満たし、創価女子短大を卒業した同窓生の推薦を受けた受験生が対象。①書類審査〈自己申告書・調査書・テーマ作文・取得資格等〉②面接
 ※すべて締め切り日消印有効。上記とは別に、公募推薦入試の出願期間は11月。詳細は、各ホームページを参照。問い合わせは「創大アドミッションズセンター」〈042(691)4617〉、「創価女子短大入試事務室」〈042(691)9480〉まで。

 創価大学、創価女子短期大学の入試情報について、詳細は各ホームページへ
  
 創価大学入試情報
  
 創価女子短期大学入試情報
  

★創大・短大オープンキャンパス
8月21日(日)開催!

 創価大学、女子短期大学では、8月21日(日)に、オープンキャンパスを開催します。詳細は各ホームページを参照してください。
 問い合わせは「創大アドミッションズセンター」「創価女子短期大学入試事務室」まで。
  
 創価大学ホームページはこちら
  
 創価女子短期大学ホームページはこちら

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