白牛に引かれ七宝に飾られた大きな車。法華経譬喩品第3に説かれる「三車火宅の譬え」に登場する。「報恩抄」の「白牛を門外に混ず」(303㌻)との文は、六宗の僧が法華経(大白牛車)と権教(三車)とを混同し、仏法の正邪に迷っていることを意味する。 三車火宅の譬え