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〈みんなの投稿 くらし☆ぷらざ〉 わが家の夏のイベント 2018年7月12日

 いよいよ夏本番を迎えます。長期休暇などを利用した、いろいろな予定を組んでいるのでは? そこで、読者の皆さまから寄せられた、夏恒例のイベントや習慣を紹介します。

虫干しでよみがえる思い出

 愛媛県松前町 兵頭和美 (パート 71歳)
 昔からわが家では、夏が近づくと、祖母や母が、ふすまを風通しのよい網状の戸にしたり、障子を20枚も張り替えたりしていました。さらに、たんすや櫃(木箱)に入っている、たくさんの着物や帯の虫干しも行っていました。幼い頃の私はそうした作業が面倒で、時間の無駄だと思いながら眺めていたものです。
 その後、祖母や両親が亡くなり、自宅は洋風に建て替えを。そのため、戸の入れ替えはなくなり、障子も2枚だけ張り替えれば済むようになりました。
 祖母や母がしていた枚数に比べるとわずかですが、新しい真っ白な障子は、すがすがしく明るい気分にさせてくれると実感しています。
 着物も少なくなったものの、虫干しをすると思うことがあります。それは、亡き人の着物に触れると「あの時、祖母や母、父が着ていたなあ」と、思い出がよみがえってくることです。
 「無駄なこと」と思っていた時間が、昔を懐かしみ、胸が熱くなる時間へと変わりました。
 今となっては、障子の張り替えや着物の虫干しが、思い出に浸る機会として大切な行事になっています。

“女子旅”で自然を満喫

 大阪市旭区 岩佐佳子 (主婦 44歳)
 毎年、お盆とお正月になると、福岡県の実家に帰省します。普段、私たちが住む所は海や山が身近にないため、子どもたちには帰郷を通して、自然とたくさん触れ合ってほしいと思っています。
 4歳の長女は、春頃から新幹線に乗るのを心待ちにし、「今年も、おじいちゃんとおばあちゃんが、海に連れて行ってくれるかなあ」と、とてもワクワクしています。
 実家の家庭菜園には、ミニトマトが鈴なりに実っていることでしょう――私も胸を弾ませています。
 子どもたちは、いとこと一緒に、ビニールプールで水遊びをしたり、花火をしたり、一緒にお風呂に入ったりするなど、恒例の夏のイベントになっています。夜には散歩タイムも。大阪市内では見られないほどの星が夜空いっぱいに広がり、皆で楽しく眺めます。
 長女はおむつを卒業し、2歳になった次女も、しっかり歩けるようになったので、これまでに比べて、新幹線での長距離移動の心配が減りました。
 ただ、残念ながら夫は、仕事でお留守番。今年も“女子旅”で、たくさんの思い出を作ってきます。

家族全員で寝床の大移動

 埼玉県吉川市 斉藤利香 (主婦 52歳)
 わが家は、夫と義母、社会人2年目の息子、大学4年の娘の5人家族です。
 家の2階には、子どもたちの部屋がありますが、日当たりが良すぎるため夏は熱がこもり、暑さで眠れる状態ではありません。
 そこで、昔から続く夏の一大イベントが、“寝床の大移動”です。それぞれの部屋で寝るのではなく、一番広くて風通しの良い1階の仏間で、全員が並んで寝るのです。
 毎年、私の「今日から下で寝るよ!」との掛け声から“寝床の大移動”が始まります。子どもたちは小さい頃、その一声に「ワーイ!」と大喜びでした。
 そして、家族で枕を並べて寝転がると、その日にあった出来事など、雑談に花が咲き、いつまでもおしゃべりを。ようやく眠りについた頃、夫が帰宅。子どもたちの寝顔を見て、ホッとして一日を終えていました。
 朝になると、私は皆を起こさないように起床し、聖教新聞の配達へ。夫も、小さな声で勤行をして出勤。子どもたちは、配達から戻った私に「お母さん、お帰りなさい」と。また、「お父さんの勤行の声が聞こえて安心した」と話してくれたこともありました。
 毎年恒例の“寝床の大移動”は、今でも続いています。
 息子は現在、京都に住んでいますが、お盆で帰省したら皆で一緒に寝ることを、きっと楽しみにしていることでしょう。その時は、ゆっくりと仕事の話でも聞きたいと思います。

飼育した鈴虫の音色楽しむ

 大阪府豊中市 小谷幸恵 (ケアマネジャー 63歳)
 わが家では35年前から毎年、家族でお墓参りや盆踊り、海水浴に行っている。娘たちが結婚した今でも続く、夏のイベントだ。
 7年ほど前からは、もう一つ、恒例の楽しみが増えた。それは、鈴虫の飼育。毎年7月になると、友人夫妻から鈴虫の幼虫を50匹ほど譲り受けている。
 虫かごに、かつお節やキュウリ、ナス、ニンジン、キャベツなどの餌を入れ、霧吹きで小まめに水をまいて砂を湿らせる。成虫になり、8月過ぎから「リーン、リーン」と涼しげに鳴き始め、10月の終わり頃まで音色を楽しむことができる。長ければ、11月初旬まで生き延び、なごりを惜しんでいる。
 毎年お盆になると、孫たちがやって来ては、餌をあげたり、水を与えながら、目を丸くして鈴虫を眺め、涼しげな音色に耳を傾けている。
 初めて鈴虫を頂いた時は、うまく飼育できなかった。友人から教えてもらった通り、砂を乾燥させないよう注意していたが、越冬した卵がかえることはなく、一匹も幼虫にはならなかった……。
 そのため毎年、晩秋になると虫かごを友人に返し、卵の状態から飼育をお願いし、翌年を楽しみに待つことにした。
 いよいよ7月――そろそろ鈴虫の幼虫が、わが家にやってくる。

登山を通し絆を強める

 東京都八王子市 柳井寿子 (主婦 43歳)
 4年前のことです。当時5歳だった次男が、「富士山に登ってみたい」と言い、家族で登山している絵を描いて見せにきました。
 自宅のそばから富士山が見えるため、おのずと思いを募らせていたのかもしれません。
 しかし、三男は3歳になったばかり。“今すぐ皆で登るのは難しいなあ”と思い、まずは近くにある高尾山の登頂を目指すことになりました。
 この時以来、毎年、次男の誕生月である7月に、家族全員で高尾山の登山を続けています。
 池田先生の創作童話『あの山に登ろうよ』に出てくる合言葉「登ろう、どんどん! すすもう、ずんずん!」と声を掛け合いながらの山登りは、とても楽しいものです。
 今年、長男は中学1年、次男は小学4年、三男は小学1年になりました。いつか日本一高い山頂を子どもたちと一緒に目指せるよう、私自身、体力づくりを頑張っています。
 山登りを通して、苦しいことがあっても負けない心を培い、家族の絆が強まることを願っています。

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